CYCLE MODE 2016



 あっと言う間に我国最大の自転車の祭典へと成長したサイクルモード。
 昨年 に続き(一昨年は欠席w)先週末行って参りました。

 最大の目的はご無沙汰している「コロッサス」のビルダー・・・
  
 c-sus.jpg  bk.jpg
(昨年の画像・・・)
 木森 御大へのご挨拶です(笑)
 しかし今回何の下調べもせずに出かけたところ、そのブースが見当たりません。そこで・・・
東京サイクルデザイン専門学校
(氏はその講師)
 のお仲間である「ケルビム」さんでうかがうと
「今回出展はしていないが、もちろん来ている」
とのこと。そのブース近くでうろうろしていると・・・無事お会いできました。
 訊けば
「2017は量産型(!)が見せられると思う」
とのこと。凝りに凝った造りのコロッサス・・・
kimori.jpg
 価格も◎◎万円(笑)
 colossus.jpg
 幾らかでもリーズナブルな廉価版(失礼)の設定はマニア待望、と言えるでしょう。
 来年を楽しみに待つことにしましょう。

 その専門学校、生徒の卒業制作(もちろん自転車、実車w)が多数展示されていました。

 その中で目立っていたのが・・・
tekkin.jpg 
 コレ、でした。まるで建築用の「鉄筋」を曲げて溶接したようなフレーム。目を引きます。軽いかどうかは確認できませんでしたが(笑)強度、剛性は出ているように見えました。ちゃんと走ることでしょう。一目見て直感的に
「コレいいね」
「欲しい」
と感じさせる、スタイリングに特化したピスト車。アリだと思います。

 前年だかの卒業生の作品・・・
ミニスカの女性を美しく見せるための小径車
minis.jpg 
(謎の左チェーンガード!左右対称を求め?タンデム拡張性??)
 にはハンドリング上の「問題」が見えたので思わずブース担当者氏
(=学生、制作者に非ず)にその「乗り味」をうかがうと、予想通り
「非常に乗り難い。ハンドル切れ角も足りない」
とのこと。
 この手の超小径車のハンドリング改善 に経験のある自分・・・
全1  
 前輪のホイルールアライメント、その「トレール」が足りないことがパッと見て解ったのです。
 制作者はきっとそのオフセット値を事前の研究なしに漠然と(?)決めてしまったのでしょう。

 もう一つ気になったのが・・・
 サドル後方のハンドルからステアリング操舵力を伝える、フォーク側の「タイロッド・エンド」でした。
 普通のフォーククラウン(でもこんな小径車ゆえ既製品ではないはず)にピロボールマウント用のステーが溶接(ロウ付けかw)されています。
 制作者に伝統的自転車造りへの造詣があれば、現在もピスト車に見られる(専用のラグの要らない)・・・
鉄板重ね打ち抜きフォーククラウン
あーち
(これは我家のピクニカ。こういう本物感!が気に入ってますw)
 をここで「踏襲」し、その一枚を後方に張り出させ「ステー」とすればシンプルな外観が得られるだけでなく溶接工程が一つ省け、しかも革新的デザインの中に伝統的スタイリングを取り込むこともできたのに・・・と感じました。
 まあ若い人がそんなこと知る訳ありませんね(笑)

 今回の目的もう一つ。’92年から愛読する「サイクルスポーツ」誌のブース訪問です。

 実は今年の春、自分のtwitter投稿がサイスポ読者投稿欄に取り上げられたのです。
cyspo.jpg
その担当者氏に会えることを期待して、でしたが・・・
しまこ
 首尾は上々、でした。

 
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  1. 2016/11/13(日) 18:27:48|
  2. Bicicletta
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Rキャリア修理:BSピクニカ

cago.jpg
(’70年代のBSピクニカのDIYレストア車)
 キャリア
(そのRキャリアMkⅡ仕様)
ピクニカMk1 
(これが最初の MkⅠ)

 大変重宝しているピンクのピクニカ。その高稼働率が祟ってか・・・

先日リニューアルしたRキャリア(のブラケット)

 が折損!してしまいました。
 懸案の GL330ニューホイール にも手が付いていない状態(=怠慢w)ですが、こちらはチョイ乗りとはいえ日々駆り出される実用車。趣味のものはさて置き(笑)ピクニカの方を優先、修理することにします。

 今回折損したブラケットは鋳造屋時代に、余った何かのアルミ鋳物にキャリア取付用フランジとして板状部分を溶接、サンドブラストの後艶消しクリア塗装、したものです。工場内で造ったのでDIYとはいえないかも(笑)
 それをホースバンド2本でシートポストに締結していました。もちろん遊びなどなくガッチリ固定されてはいましたがその固定位置にやや問題があったのでしょう、恐らくは走行に伴う微振動ストレスによって固定位置の直下部分から折れてしまいました。

 元々の鋳物は、吹きっ放し(=熱処理していない)の素材そのまま
(Fと言います)。Fのアルミは粘りがなく(=曲がらず、脆い)折れたのはそのせいか、とも思いますが。

 今回は別のステー・・・
クランプ 
(例えばコレ・・・)
 なんぞを使って・・・とか色々算段してみましたが、やはり専用品の使い勝手の良さには抗えず、折れたブラケットを再利用することにしました。もちろん取付固定位置の悪さ(=芯のずれ)も改めて、です。

まず残ったブラケット、締結面の「芯」部分に穴を・・・
 bb.jpg
(上の、折れた部分、わかりますか?)
同じ締結方法とするのでホースバンドを通すべく・・・
bd.jpg
(隣にもうひとつ穴を・・・)
「長穴」にするのです。
b.jpg 
(リューターでガリガリと・・・)
あっという間に・・・完成!
mk2.jpg 
(とてもシンプルになりました)
 実際にキャリアを取り付けてみると・・・バンド1本でも十分な固定力が得られました。図らずも以前の固定方法(芯のずれ)に問題があったことを証明しているようでした。
 既に今まで通り、普段使いできております。

  1. 2016/06/12(日) 15:07:07|
  2. Bicicletta
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Cycle Mode 2015


(最も風変わりだった1台・・・)
 

 自転車を趣味とする者として行かずばなるまい(!?)って感じで(笑)サイクルモード、最終日に行って参りました。

 このショーは最新型の自転車、それが例え100万円オーバーの超高級車でも試乗できる(!)のが売りで、ここ数年目覚ましい急成長を遂げました。といっても自分は最新型の「樹脂自転車」にはあまり興味がないので’(笑)知人への表敬訪問が主たる目的ではあります。

 それでも一応ざっと見て回ったところ・・・
 トップ画像のストリングバイクなる自転車(というよりメカニズム)が目を引きました。
 この「機構」、チェーンステー基部をピボットとする「スウィングアーム」を介して普通のペダリングを、なんとゴム製のバンド(↑ 赤い輪)の往復運動に変換し後輪トルクを得る、というもの。
 ゴムの伸縮がアームのリターンスプリングになっているのは理解できましたが、その伸縮性ゆえ踏み始めの「キック」が吸収されてしまうようですし、これなら回転式ペダルではなく、昔からあるペダルカーのようなオルガン式両足踏み往復ペダルにすべきでは?とも思いました。
 伸縮性のないチェーンを使うペダルカーの場合リターンスプリングはロスでしかないのに対し、ゴムバンドだと駆動に時間的遅れはあるものの出力ロスがない、のかも?
 いずれにせよstringというよりstrangeでした(笑)


 当初の、今回のショーの目当てが一昨年の発表時センセーションを巻き起こしたケルビム・・・
Humming Bird
chb.jpg 
(男性誌等で見かけた方も多いのでは・・・)
 でした。神宮外苑のショールームに置いてあったのは見かけましたが、間近で見るのははじめてで・・・
chb1.jpg 
(分岐したトップチューブとステムが融合・・・)
chb2.jpg 
(これはシフト、ブレーキつきのロードバージョン)
 工芸品レベルの工作には改めて感心しました。


 さて本題、今回表敬訪問するのは以前ご紹介した事もある・・・
colossus.jpg
コロッサス
 のビルダー、木森氏です。
kimori.jpg  bk.jpg
 久々の来訪を快く迎えて頂いただけでなく、いつもながらエネルギッシュな御仁(笑)で・・・
bk1.jpg 
(御大自らデモを・・・)
 今回持ち込んだ新機軸等丁寧にご説明頂きました。詳しくは こちら を。
c-sus1.jpg 
(相変わらず凝りに凝った工作の塊・・・)
c-sus2.jpg  c-sus.jpg
(特注パイプのコストアップの影響でやむなく値上げとか・・・)

 また、氏の思考の柔軟性を示す好例として・・・
holi.jpg 
(憧れのホリゾンタル・・・!と漏らしたご婦人がいたとか・・・)
 低身長者向けの自転車すなわちスローピング、という自転車スタイリングの常識に一石を投じる野心作がありました。
 氏が設計した(制作は別、とのこと)700Cホイールでありながらトップチューブが水平のフレームです。
 普通は「ハンガー下がり」と表現するBB高を、車軸より上方すなわち「ハンガー上がり」としたかつてない設計。バンクしながらのペダリング(!)も考慮されているようです。
 今回試乗はしませんでしたが、思えば小径車ならハンガーが高いのは当たり前です。700Cになった分だけ重心が高いことが気にならなければ、意外に普通に乗れるのかもしれませんね。

 今回実車を前に色々ご説明頂いて自分、ビルダー木森氏の深遠なる思考に感服致しました。そしてこれまでの「タメぐち」反省致します。申し訳ありませんでした。
 今後共ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致しますね<(_ _)>

[Cycle Mode 2015]の続きを読む
  1. 2015/11/14(土) 22:13:19|
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MAVIC GL330 @Yahoo Auction

ティペッツ
(これが自分の、最初に値段が付いた作品・・・)

 大変久方振りのイラスト商談成立(!)その興奮さめやらぬ中・・・

birdcage_2013092911164953f.jpg


 前稿とは打って変わって(笑)自転車の話題を。


 

 前々稿で、自転車のホイール新調の障壁はヴィンティッジなリムの入手困難・・・と書きましたが、つい先頃ネットオークションで第一希望の旧いリム・・・

MAVIC GL330

 うまいことリーズナブルに落札できました。同アイテムは公称330グラム・・・

350g 
(実測350g・・・)

 の、ある程度の強靭さを持つ
(=脆弱さをギリギリ回避しつつも例えば80kg級ライダーにはNGな)
 軽量リムとして一世を風靡しました。
 そのGL330は年代で2種類に大別でき・・・

旧ラベル
(これは前期型、赤ラベル)

 自分が求めるのは愛車・・・

さいど1

Casati号

 に対し時代考証的に正しい、ピンク・ラベル(↓ 続きを読む:参照)の方ですが、後期型といえど廃盤になって久しいので新品の入手は大変困難、手に入れるはオークション頼りです。
 しかしレアとはいえ全く出品がないわけではなくて例えばこれは・・・

新品MAVIC GL330リム3本セット

 新品当時のほぼ実勢価格、適正価格とも言えますがちょっと手が出ませんでした。というのも欲しいのは前輪用1本のみ、だからです。余った分を取っておく、あるいは転売する・・・どちらも気が進みません。何十年か色々やってきて、自分なりに得た結論として
「極力ものは増やさない。特に趣味のモノは・・・」
という信条(?)があるからです(笑)使うハブは決まっており
(なんと手元にあるw)同様の理由でハブが余ってしまう
「完組ホイール」
も対象外、でした。

 そこへ現れた今回の出品物
(ペアでしたが、非常に低い開始価格だったので・・・)
 安価にもかかわらず入札はかなり低調でした。その理由は・・・

 出品者の商品発送元地域が
「海外 中国北京」
となっていたからでしょう。自分もまたそこで悩みました。
 実は以前一度だけ安さに負けて(そうとは知らず)中国の業者から万年筆を購入したことがあります。その時は注文とは違う商品が届き、クレーム・・・しかし返品も交換も(もちろん返金も)叶わなかった、という経験があるのです。
 また画像からは結構走り込んでいる(=ブレーキで擦り減っている)のが見て取れたのも悩みに拍車をかけました。しかし、いつぞやのペダル入札時と同様(笑)

「ええいっままよ。ダメでも、勉強代だあ!」

とまたしてもギャンブルに出たのでした。
 

 そしてとりあえずギャンブル、第一段階は成功(!)安価に落札できました。残るリスクは、ちゃんと届くか?そして商品はちゃんとしているか?です。
 取引連絡してみると・・・
 幸いなことに(?)出品者氏は日本人で、発送元地域「上海」は氏の業務上の拠点(?)なのでしょう、睨んだ通りリムは国内それも県内ごく近い地域からでした。これでギャンブル第二段階もクリア、さて残るは商品の状態です。

 まずオークションでのやり取りで評価の対象にもなる、梱包は・・・

梱包 
(この状態で届きました)

 プチプチでくるんだだけ、やや荒っぽいと言わざるを得ませんが・・・歪み曲がり等移送中トラブルはなかったのでまあ結果オーライということで(笑)

 さてリム自体は?まず磨耗は・・・

摩耗 
(入組んだニップル穴付近は歪まず、結果的に摩耗が進む)

 結構限度ギリギリってところでしょうか。もし自分で使っていてこれくらい擦り減ってきたら代替品の用意を考えはじめるくらいかと(笑)
 そして今回は、ブレーキが一番良く効く頃(!)と良い方に取ることにします(笑)
 それより深刻なのは傷でした。

キズ 
(結構深いです)

 これは、ブレーキシューに小石等が食い込んだまましばらく走らせてしまった・・・のでしょう。傷のない方を使うことにしましょう。
 また、腐蝕等は・・・

さび 
(リムセメントの残りは少ないです)

 ニップル穴のハトメ(=鉄)部分に少々錆が見られるだけでアルミ部は全く健全、問題ありません。

 ということでこれで無事ホイール組みに入れます(^^)

[MAVIC GL330 @Yahoo Auction]の続きを読む
  1. 2015/08/29(土) 14:12:16|
  2. Bicicletta
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History of TIME pedals for MTB


(1st. genaration:Extreme Titan Carbon)

 前稿に引き続きタイムのペダルについて少々・・・

 ご存じの通り(?)自転車ビンディング(バインディング)ペダルの元祖は、スキー用品メーカー LOOK です。
 そして当然スキー同様、ガッチリ固定するタイプの元祖ルックに対し
「少し動かせた方が、特に膝の負担が少ない」
と異論を唱える形で登場したのがタイムでした。
 フローティング、と称してクリートが留め金具(=前稿でいう横バー)より若干小さいため横方向に動かせ、角度も(リリース寸前まで)自由に振ることができ、振ってもバーと一体のスプリングの張力で元の位置に戻る(=センタリング)という画期的な機構で瞬く間に対抗勢力となったのでした。
 かつてのツール・ウィナー、G・レモンは引退して何十年も経つにもかかわらず
「タイムのペダルは使い心地が良い」
と、いまだに言っているくらいです。

 しかし、というか競技用ゆえ当然ですが両者のクリートは大きく、専用シューズは歩行には全く適さないものでした。

 それを小型化してソール内側に埋め込み(クリートの摩耗を気にせずに)歩行し易いものを、と現れたのがシマノのSPDであり、前稿のタイム・センチュリー(とアクション)だといえるでしょう。
 ロングライド・イベントたる「センチュリー・ラン」からなのでしょう、そのネーミングからもその志向が伺えます。
 そのツーリング向け、あるいは落ち着いた大人向け(?)の意識は当然シューズにも反映されました。
shoes.jpg 
(捻ると外れる、を体現した小振りのクリート形状・・・)
 しかし、前例のないもののデザインとは難しいもので(笑)ただ地味なだけ、高級品としては許し難い無様なシューズになってしまいました。
「学校の上履きか?大枚叩いてこんなの履けるか!」
と思ったものです(笑)
 また、シューズの選択肢が少ないというのも致命的で、アクションとセンチュリーは「早過ぎた商品」として歴史の波間に埋もれていったのでした。

 同じ頃アメリカから爆発的に沸き起こったのがMTBブームでした。

 MTBライダーたちはクリップレス・ペダルの優秀性は知ってはいても、悪路での「担ぎ」と「泥濘」のあるMTBレースには使えない・・・とトークリップとストラップの使用に甘んじていました。
 タイムは悪路を駆けまわれるソール形状を持ったシューズでなおかつ、泥が付いても確実にエンゲージするクリップレス・ペダルを!というMTBライダーたちの声なき声に応えるべく、その奥の院から一度は忘れ去られたはずの・・・
センチュリー
century.jpg
(の構造)
 を再び引っ張り出してきたのです。
 それがトップ画像、タイムMTBペダルの第一世代と言うべき・・・
エクストリーム
xtrm.png 
(と廉価版シエラ)
 でした。アールは若干大きくなったものの特徴的な2本のバーを持つ構造は同じです。
 元々センチュリーは2本のバーしかなく(=空間が大きい)そこにクリートを差し込む形、元来泥が逃げやすい形状です。加えて少々の泥詰まりでもステップインできるようクリートの幅をせばめ(=尖った形状にし)その分だけバーの直線部分を減らし(=両端アールを大きくし)た・・・これがエクストリームの形状から読み取れる開発意図です。
 そのスタイリングも、新時代のペダルを!という意識が強く感じられる斬新な形状・・・
「これならロードバイクの街乗り用にもいいじゃん・・・」
このペダルが発表された時、そう思いました。
 そう思わせたもう一つの理由がシューズでした。
MTBshoes.jpg 
(上がエクストリーム、下がシエラ)
 前作とは違い(笑)
「これなら履く気になる」
いいもの感のあるデザイン、普通に履いていられるでしょう。
 と、入れ込んではみたものの主にそのコストの問題で・・・タイムMTBペダル街乗り計画は頓挫したのでした・・・orz

 画期的なタイムのMTBペダルでしたが解決されていない問題がありました。
 MTBレースではペダルの向きを見ている暇はありません。
 ライバルのシマノ、SPDは耐泥詰まり性能では劣っていたものの決定的に優れた点として表裏両面どちらでもキャッチできるようになっていました。対してタイムはそのクレバーな(=後方バーが踏力を受けるだけでなく固定用コイルスプリングをも兼ねる)構造ゆえ両面にはできなかったのでした。
 タイムの、その問題への意識はエクストリームの裏面に現れています。
裏 
(ネジ留めの蓋の中にバネ部分が・・・)
 そこには固定用メカニズムはないものの、クリートがぴったり嵌る凹が設けられているのです。
 ただし、これでは固定力はないし、走行中表裏挿し替えるのも・・・
 一方SPDユーザーは泥を蹴り落としてから嵌める、という荒技を編み出し・・・
 そんなこんなで、タイムは伝説のXCチャンピオン、J・トマックは選んでも・・・
tmac.png 
(時代を感じます・・・)
 主流とはなり得なかったのでした。

 そのタイムが満を持して打ち出した傑作が第二世代・・・
アタック
タイム 
(これは廉価版アリウム)
 なのです。
 元々高い耐泥詰まり性能に加えコイルスプリング一体のバーを、前後対称として表裏両面に配する、というこれまたクレバーな設計でそれまでの欠点を払拭しただけでなく、シンプルで美しいスタイリングと軽量さをも売りとした優れたプロダクトでした。

 実際アタックは爆発的にヒット、量産車にも多く採用され普及、自分の自転車にも積年の思いを遂げるかたちで無事着いた、のでした(笑)

 タイムMTBペダルの進化は続きます、が・・・
 性能は向上を続けているのでしょうけれど、そのスタイリングは・・・
mx6.png  xc6.png
(今にも変身しそうです・・・)
 そのシンプルさゆえ
「ロードバイクに着けよう」
と思わせたスリークな美しさは失われ今やロボット・アニメかトランスフォーマーか(笑)
 これでは自分のバイクに着ける気にはなりません。
 そう、美は細部に宿るのです。
 
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  1. 2015/07/10(金) 17:10:48|
  2. Bicicletta
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