GolfⅡクレイモデル:完成!

 
(ガンメタリックに塗装中。どんどん塗料が吸い込まれ・・・)

 ゴルフⅡ、出来上がりました。

 当初の予定通り、「半身」しか作らなかった躯体を鏡に直接貼り付けて・・・
 完成です。
ごるふ
 (ちゃんと向こう側があるように見えますか?)
 前項の素材色(白)ではイメージが・・・
mirror.jpg 
という向きもあったかと思いますが、ちゃんと色は入れました。
golfⅡ
(ライトとホイールは、その通りではなく「そう見えるような」ただの凹面)

 スズキ用だったかガンメタリックのスプレーペイント。
 塊り感というか、重量感と自動車らしさが出たと思います。
 ただしそれを狙った色選びではなく、彼の愛車がその色だったのです。

 接着剤は色々悩みましたが、ペイント時も素材(紙ねんど)の、結構な吸い込み具合に驚いたので(結果的にかなり厚塗りになりました)
木材用「増粘」ゼリー状瞬間を選択しました。

 かかったコストは紙ねんど(なんと在庫)と鏡(100円)、ボンド(100円)展示用ラック(=イーゼル、200円@百均)。
 スプレーが一番高く(笑)千円超(!)でしたが・・・
 これくらいの出費で友人に喜んでもらえるものができる、という点で・・・

 「芸術」の力を改めて感じました。 
golf2.jpg 
(オブジェですが、例えば玄関先に置いて、鏡として「実用」できるかと・・・)

 昨晩納車(笑)できました。

 こういうの、欲しくなった方、いますか?
 
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  1. 2014/09/27(土) 23:48:27|
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Rossi wins !

 
(やや古いですが、彼の数あるヘルメットの中で一番人気のある?仕様)

 ロッシが勝ちました!

 MotoGP第13戦ミザーノ(サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP)で5年振りのGPウィンです。
 流石の天才ロッシもここ数年は往時の切れ味は影を潜め気味、
「勝てなくてもいい、走って、そこに居てさえくれればいい!
 ストーナーみたいなやり逃げはやめてくれ」
と思っていましたが、そんな外野の心配をよそに(笑)本人のモチベーションは依然として高いところを見せつけてくれました。
 モチベーションというなら彼は今シーズン、かの「マルケス坊や」の新時代の走りを見、ライデイングフォームを変えたそうな。実際には後輪荷重を減らしスライドし易くなる(≒旋回力を上げる)よう、頭の位置を前方に移動させたそうなのですが・・・永年築いてきたものを勝つために改める、そのベテランらしからぬ柔軟さ、貪欲さには感服します。普通なら
「・・・でも、俺はこのままで行く!」
と開き直るのが成功したベテランのパターンではないでしょうか。しかもそれで勝つ。天晴れヴァレ!です。

 彼のGPウィンのほとんどを見てきた(含む録画)熱心なファンとして、ロッシについて少々語らせて戴きましょう。

 彼の父、グラツィアーノも(は)スズキRGB500を駆るGPライダーでした。
ヘルメットの下から長髪をなびかせる
prossi.png
(これは250のようですが、#46はここから・・・)
わかりやすい(笑)イタリアの伊達男のイメージ は、
しっかり受け継がれているのではないでしょうか?

 パパ・ロッシはGPサーカスに息子ヴァレンティーノを可能な限り帯同、
rossis.png 
(どこかのMCショー会場で。右がヴァレンティーノ少年)
 その姿はサーキット・パパと言えなくもなかったものの、別段無理に教え込むまでもなく自然に少年ヴァレは4輪(=カート)を含むモータースポーツに馴染んでいったそうです。

 やがて時は流れ、ヴァレンティーノはGP125にデビュー。
 以来2年ごとにチャンピオンシップ獲得⇒ステップアップを繰り返し順調に500にまで登り詰め、その500でも2年目にチャンピオン(!)となりました。以降の活躍は皆さんもよくご存じでしょう。

 天真爛漫そのものだったヴァレンティーノ。
 特にまだ子供だった125時代は勝つと嬉しくて、表彰式をすっぽかしてどこかへ行ってしまうこともしばしばだった彼に業を煮やした回りの大人たちは、優勝のご褒美として
表彰台上でのコスプレ
rhr
(この「ロビンフッド」は最高!でした)
 をさせることで少年ロッシの興味を繋ぎとめる・・・(!)
 という涙ぐましくも微笑ましい努力を強いられたのでした。


 そしてこの頃、彼は我等が日本人トップライダー
「ノリック」
阿部典史
に傾倒、尊敬していたようです。
自ら
rf.png 
「ろっしふみ」
 と名のっていたくらいです。天才は天才を知る、と云います。その走りの天才的「切れ味」に心酔していたのでしょう。実際ノリックの天才ぶりは、後述するライバル(←他人を誉めることはまずない!)が
「時々、速い」
と評したくらいです。ハマると手がつけられない速さは確かにその通り、でした。結構転ぶのが難点というか魅力でもありましたが(笑)

 一方ロッシは転倒、少ない方だと思います。
 ◎も木から落ちる、とも云いますが(笑)彼の転倒はハイサイド系の吹っ飛ぶパターンは少なく、踏ん張り過ぎなのか外足がステップから外れて(?)
rossi3.png 
(我等が中野選手の目前で・・・)
 車体から落ちる、ことが多いような。
 そして
その技量を信じてでしょう(?)
彼を転倒寸前まで追い込んだこともある
br_20140919133445404.png
(肘で押されて・・・あわやコースアウト!) 

(当時のGPシーン総集編ムービー)
同じイタリアのライバルがマックス(マッシミリアーノ)・ビアッジです。
彼の才能もロッシに勝るとも劣りません。彼等のリザルトの差は
モータースポーツによくある、「運の巡り合わせ」ではないでしょうか。
このシーンにインスパイアされた

藤原らんかさんの作品、
彼女の最高傑作!と思います。
そして
こんな本も出ています。

(本編、上記ビアッジとの一件からはじまります)
 ファン必読と言いたいところですが・・・残念ながら、出版社ではなくビデオ屋さんが出しているからでしょうか(ウィックさん、ごめんなさい)翻訳が今時珍しい程不出来で、非常に読み難いです。
 それでも!ファン必携!とは言えます。

 ロッシは前述の通り、4輪にも大きな興味と優れた才能を持っています。
 近年WRCに参戦!
rwrc.png 
(これが・・・

・・・デビュー戦・・・
 wrcr.png 
・・・#46黒のインプレッサ)
あるいは
 彼をイタリアの至宝と捉えるフェラーリ代表ルカディーの計らいで
ldm.png
F1テストドライブ
46.png 
(この頃がフェラーリBティーム構想 のピークだったかも)
 を行ったりしています。この時は
「冗談じゃない、彼がF1へ行っちゃったらGPはどうなる!?
 シューマッハのいないF1なんて(←当時)考えられるか!
 そんな風になってしまう・・・」
結構本気で心配したものです。

 でも、今回の勝利で・・・彼ヴァレンティーノ・ロッシはまだまだMotoGPで元気に走ってくれることでしょう!
 実際ヤマハとの契約延長も発表されました。もはや俗物化した、といえそうなF1と違いMotoGPはまだまだ楽しめそうです。


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  1. 2014/09/19(金) 13:40:54|
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クレイモデル:制作中

 
(前回はここまでの作業。縁の荒さ等に注目)

 ようやくF3コンストラクターの話題が完結・・・実はこのストーリー、当ブログ開設当初から温めていたものでしたが、その割には盛り上がらなかったかも・・・(笑)
 ということで、懸案のゴルフ・クレイモデルの話題へ戻りましょう。

 素材である紙ねんど、厚みが6cm程度を超えると乾燥に(何日というレベルで)結構時間がかかります。作業したくても触れない時間があるということで(言い訳?)あまり進んでいません(笑)
 乾燥してからは素材として 柔らかい(脆い)のでサンドペーパーで楽に削れます。今回はそうしました。
 DSCF3889 - コピー - コピー
(前々回の「馬」は手指での完全整形、削りは入っていません)

 ちなみに、自動車板金用のポリパテのように非常に硬くなる素材の場合は半硬化状態の時にこういった

「西洋鉋」
で荒削りします。今回も一度はこれを取り出したのですが、自分の性格から
「多分削り過ぎるだろう・・・」
と思い(笑)再度のねんど盛りを避けるため、完全乾燥まで作業を我慢しました。
 そして作業後・・・当初の狙い通り鏡の上に置いてみました。
(100円ショップ購入の鏡です・・・
mirror.jpg 
・・・ちゃんと向こう側があるように見えますか?)
 サンディングで大分滑らかになって、陰影が若干減りましたがかなり
自動車らしくなったのではないでしょうか。

 鏡との接線に影が見えるのは、ガラスの厚みで
(銀鏡反応はガラスの片面で起きるため)
 致し方ありません。大きいモデルなら気にならないのですが。
miller.jpg 
(トップ画像参照)
mirah.jpg 
 ゴルフに見えますか?


  1. 2014/09/15(月) 10:43:36|
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あるF3コンストラクターの記録:その2

 XOR.jpg
(試作車っぽいカーボン黒づくめが格好良い・・・)


 さてF3の話題、再開です。

 件のベルハウジング、吹き終わってみるとその鋳物・・・やけにさっぱりとした形状(=桶状)で、陰影に乏しい非常にあっさりした造形なのがちょっと気になりました。

画像はありません・・・<(_ _)> 

 フォーミュラカーのエンジンとミッションはシャシー剛結、そこからRサスが生える、車体剛性を担う重要な部分です。その両者を繋ぐベルハウジングにも当然剛性を要求されます。

bh3.png
(ストレスメンバーではないストリートカーでもこんなにリブが・・・)
 bh_20140810162931478.png
(・・・クラッチレリーズ支持部は内部まで・・・)

 しかし、それにしてはリブが少ない。あっても(高さが)低過ぎに見えます。

「これで大丈夫なの?」

と思いつつ、仕上げ、熱処理に回しました。設計上オイルタンクを兼ねているわけではないので

 樹脂含浸
 =
鋳物内部の小さな鋳造欠陥(ピンホール的空洞=巣)を孔封するためワークに減圧、加圧を繰り返し樹脂を浸み込ませ「耐圧漏れ止め」とする処理、はしなかったはずです。加工手配もなくそのまま素材納品となりました。

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 その後、やっぱりというべきか弱小レーシングティームにありがちな(苦笑)未入金トラブル等もありましたが・・・

 相当時間がかかったものの(ほぼ独力のプロジェクトだったようです)なんとかオリジナルF3は走り出しました。

実車は

XOR.jpg 
F3
F399.png 
(ダラーラF399)
というより当時、NOVAが走らせていたフォーミュラニッポン
gf.png
Gフォース似。もっというと
1998.png
F1っぽいスタイリング

 は意欲作に相応しい雰囲気を醸し出しています。

 ドライバーは当時失業中(失礼)だった実力者西宮 圭一と陰ながら期待していました。がしかし・・・
 やはり熟成不足なのでしょう細かいトラブルは頻発、うまく走らないようでした。当初聞えてきたのが(現場には行っていないので)
「・・・ギアトラブル・・・」
ミッションは定評あるF3標準品のはずです。F3のミッショントラブルはあまり聞いたことがありません。ひょっとして・・・
「例のギアトレインじゃあ・・・?」
 

エンジン傾斜のためにクランクシャフト位置を横移動させた分、そのパワーを車体中心のミッションへ戻すための3軸アイドラーギア

125GP.png
(間に一つ捨てギアを入れ、両端ギアを同方向回転とする)

のトラブルに自分には聞えました。恐らく、エンジン全トルクがかかるその部分の支持剛性が不足し、3軸の軸間距離が変動したがゆえのギア噛み込み不具合なのでは?と。 

 実戦参加してからは・・・
「・・・サスペンショントラブル・・・」
も聞こえてきました。
 その時はティームオーナーに話を訊くことができました。
「・・・いやあサスが折れちゃって・・・」
「えっ?ダラーラの部品流用じゃないんですか?」
「違うよ、オリジナル。やっぱり丈夫が一番だから次回は鉄製(!)にしたよ・・・」
これを聞いた驚き。

 fs_201409071054556c5.png

 定評あるダラーラに対抗するに当たり、自分にアドバンテージ
(この車の場合横倒しエンジン)があるなら・・・

 それ以外をすべて敵と同じものとすればそれが生きる。そうすればデメリットなしに、アドバンテージのみを享受することができる。部品供給上のメリットも含め、そうするのがセオリー・・・

 と勝手にそう思っていた自分でした。
「サスまで造っていたんじゃ(ダラーラと同じ経験を積むまで)
 勝てないじゃん・・・」
 
 加えて、車体全体で考えると・・・
 レーシングカーのシャシー剛性は高いに越したことはないものの、より重要なのが剛性バランスなのだそうです。剛性分布に偏向がない、すなわち部分的に剛性が高いあるいは低いところがなく全体として揃っていることが剛性自体より大事・・・だとか。
 その視点ではこのクルマ、名手を以ってしても乗り難かったのではないか?と想像されます。

XOR - コピー (2)
(実際モノコックとミッションを結ぶ補強パイプ?が見えます)
 

 かくして打倒ダラーラの夢は潰えたのでした。

*******************************

 氏は今こんな活動をしているようです。


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  1. 2014/09/07(日) 11:53:11|
  2. Magnesium&Race
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