Ferrari 275GTB4・・・Handcraft?Aircraft?


(available)

 前稿後半にアップしたFerrari 275GTB4のイラスト再録です。

 前稿の通り、この#19は手叩きボディの左右非対称性(≒いい加減さ?)の例として、格好の素材ではありました。ローアングルから見たヘッドランプ・カバーの形状は左右、こんなに!違ったのです。
 アクリルのカバー(およびメッキの枠)自体はボディに合わせて切り出されているので当然ぴったりですが、例えばオーナーがその二つを重ねてみる機会なんぞあればその形状の違いにきっと驚くことでしょう。
 この車、立ち上がって見れば・・・
275_20141025202029faa.jpg
 (いかにもフェラーリ!なふくよかなスタイリング)
 こんな具合で、ランプ廻りのいびつさなど微塵も感じません。
 これがカロッツェリア・コーチワークによる車体の面白いところ、手作り感
(=板金職人の手作業の痕跡)を味わえる、ある意味魅力と言ってもよいでしょう。音楽に例えるならば、基本ユニゾンでありながらその中での微妙なズレ、ゆらぎを尊ぶ「雅楽」のようです。

 そしてさらに注目して頂きたいのはトップ画像、Fウィンドスクリーンの上縁のラインです。左(=向かって右)が下がっているのがお判りでしょうか?
別の写真で見ても
275 -4 
(口に合わせて画像を切ってますが・・・ルーフ自体も下がってます)
 窓ガラスも車体に合わせてオーダーする(よもや削る・・・?)手作り車の「凄い」ところでしょう。
 これらの、ある種の「ゆらぎ」をレストアの際、きっちり測定した上で左右完全対称に作り直すと・・・
 確かに非常に美しくstableな感じが生まれますが、何かかっちりし過ぎた印象を受けるようにもなってしまう・・・そういう事例を知っています。これも音楽に例えると、打ち込みのリズムボックスと生ドラムの違いのようなものでしょうか。
 どちらがよいかはそのレストアを主導するコンダクター(=オーナー)の主観、選択で、自分たちは無責任な外野でしかありませんが(笑)

自分はこの275GTB
275gt.png 
( ↓ NARTスパイダー)
2754.jpg 
(手漉き土佐和紙への転写品¥30,000)
一番「フェラーリらしい」と思ってます。
特にその堂々たる存在感は際立っています。かといって
ロングホイールベース・モデル
sfast500 - コピー 
(ex.400スーパーファスト)
 のような冗長さ(失礼!)はありません。
 加えて
 ピニンファリーナによるこのスタイリングの、ある種航空機的ともいえそうなシンプルさ、自動車離れしたプレーンさによる、当時の一般車との
「かけ離れ具合」は比肩するものがない頭抜けたものと感じます。
 この275に比べれば・・・
例えば
db4z.png
アストンマーティンDB4ザガート
 などはスタイリングの素晴らしさでは甲乙付け難いものの、ずっと自動車らしさがあり・・・
「そこがよいのだ!」
という意見はもちろんありますが・・・
「浮世離れ」っぽさでは275の圧勝でしょう。
 どれくらい「未来的」だったかという例としては・・・

(UK「サンダーバード」系TVシリーズ)
 この劇中、近未来設定にもかかわらずそのままで登場するくらいでした。

 航空機的というなら当時
「空を飛びたかった」
クルマはたくさんありました。
 テールフィン時代のアメリカ車はすべてそうともいえます。
cadi.png
中でも
fbc.png 
(GM Firebird concept)
 これはその最たるものでしょうか。自動車らしさをギリギリ失っていない(?)と自分は思いますし、そこを評価したいと。
 このイメージをより現実的に消化したものとして
TVシリーズ

劇中車
bat.png
(Batmobil/バットマンカー)
 があります。大好きでした(笑)

 もうひとつ劇中車(機?)航空機ネタとしては・・・
 
科学特捜隊の航空機 ジェットビートル
jtvtl.png

250gtdf.png 
フェラーリ 250GTB TdF
 との形状的近似性、を感じるのは自分だけでしょうか?
 色に惑わされているだけ・・・かもしれませんが(笑)

 制作当時、航空機ファン(≒円谷プロスタッフ?)の間できっと話題になっていたであろう
初の国産旅客機
ys11.png
 「YS-11」風味のフェラーリGT
tdf.png 250gttdf.png

jtvtl.png
ジェットビートル・・・
と大昔から感じています。
ちなみにこのビートル機、

(荒唐無稽、面白い映画です)
に登場する
vtol.png 
「国連機」
 の流用なのだそうで・・・。またジェットビートルの「ビートル」とはカブトムシじゃなくて
 V-TOL(=垂直離陸機、ヴィートール)
 だったんですねえ。今回のサーチではじめて知りました。


スポンサーサイト
  1. 2014/10/25(土) 21:08:52|
  2. Styling
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

SEFAC Hot Rod

 
(available)

 久しぶりにクルマの、それもイラストの話題を。

 トップ画像は

 Ferrari 250GT SWB `Maranello Hot Rod'
 あるいは`SEFAC Hot Rod'

 と呼ばれる車、その中でもこのカーナンバー14(シャシー#2689GT)は
有名なクルマです。ラグナセカのパドックで、となりにAlfa Romeo Tipo33 Stradaleも見えてます。

 ここで「ホッドロッド」について。
 ホットロッドとは、速く走らせるため改造されたクルマをいいます。代表的なものとして、かつてアメリカでポピュラーだったフォードを・・・
1933.png
(1933年型)
 HR.jpg 
こんなに精悍に(しかも速く)生まれ変わらせたものです。
 このRodとはプッシュロッド
(このストリートカルチャー発祥当時はまだサイドバルブエンジンが走っていた頃。プッシュロッドが暗喩する「OHV」エンジンは高性能の証しだった?)
 あるいは
pcr.png 
コンロッド
(ピストンが壊れるような高出力エンジンのトラブル時、こいつが突き出して息絶えるから?・・・そしてもうひとつ、男性器の意味も・・・)
 を表しています。
 エンジンをスープアップあるいは別の大きなエンジンに載せ換えたうえ軽量化のため余分な、走りに関係のないトリム類は取り外し、時にその軽量化加工(=ぶった切り=chop)はシャシ-(=切り詰め)やボディワーク自体(=屋根)にも及びます。そして空気抵抗を減らすべく(?)サスをいじり低めたクルマ・・・それがホットロッドです。
 金のない若者達による全ての加工は切りっ放し、削りっ放し、外しっ放しだったのでしょうけれど、カルチャーとして浸透進歩していくうちにそこに美意識が生まれ、各所に工芸的、芸術的技巧が盛り込まれるようになります。その間、あるものは(加速の)速さのみを求め
NHRA.png 
ドラッグレーサーに。
あるものは最高速を求め
hrsf.png
レコードブレーカーに。
 そしてあるものは(大多数か?)ストリートを流す
自己顕示の象徴へと細分化していきました。
そして現在では・・・
HR.jpg
「動く総合芸術」の趣さえあります。

 そして・・・
 個人ではなくフェラーリ自体が、自らスピード(=レース)のために同社既存のストリートカーたる250GTに対し、美意識を大事にしながらも・・・
 ぶった切り(=シャシー切り詰め=Short WheelBase)
 軽量化(=アルミボディ)
 エンジンのスープアップ(=テスタロッサのエンジンに換装)
 を施したのが250SWB・・・これぞ同車が「マラネッロ・ホットロッド」と呼ばれる所以なのです。
 この「改造」手法を、より大胆に進めたものが高名な
 GTO.jpg
250GTO
 です。究極のフロントエンジン・フェラーリとして垂涎の的であるGTOですが、自分としては250SWBの方がぶっちゃけ好きです。逆にストリートカーっぽさが魅力な感じがします。

 トップ画像の作品、永く食彩堂のレストルームに飾られていたものです。そのせいでちょっとマット(=白外枠)が傷んでました。ちなみに今はこれになっています。
 Abarth-Simca(手漉き土佐和紙への転写品)
ASW.jpg
(available@食彩堂)
 ところで、このトップ画像の#14のSWB、よ~く見てもらうと・・・

 左ヘッドランプが下がっている

 のにお気付きでしょうか?
 自分は完成後認識しました。
「やべっ!デッサン狂ってる?!」
慌てて元の写真確認すると・・・実車がそうなっていました。


 当時のフェラーリは年間500台未満の少量生産、いわば手作りです。職人が手叩きで曲げたアルミ板を繋いだボディパネルは同車種でも1台1台微妙にディテールが違ったりします。職人さんの「利き腕」の違いで、左右完全対称ではないことも珍しくありません。
275.jpg
(この275GTBはヘッドライト廻りの凹の形状が・・・) 
 これが当時のフェラーリの各個体をシャシーナンバー(上記#2699GT)で呼ぶ根拠です。
 加えて長いレースヒストリーの間のクラッシュ、損傷の修復のための部分的リビルト、「歴史的名車」に祀り上げられてからのフルレストア・・・同じ個体でも年代によって形自体が違ったりもするくらいです。例えば、◎◎年頃の#◎◎◎◎のSWBなんて呼び方をしなければなりません。まるでF1、どこそこサーキット仕様・・・のようです。
 このことは昔、絵の題材としてフェラーリのレースカーのディテールとヒストリーをリサーチしていて気付きました。
「・・・そんなの、いちいち追っかけてられるかっ!」
以来、自分で撮った写真しか、自分がその横に居たことがあるクルマしか題材にしないことに決めた!のでした。
 ディテールがどうなっているのか調べなければならない「不安」は自分がそこに居れば解消します。写真に撮ったクルマの

 写っていない「向こう側」(=裏側)を自分が知っている

 ことはある意味自信というか「確信」に繋がるのです。
 たとえばこの#2699GTの下がったヘッドランプ、
「この絵、デッサン惜しいね・・・」
と指摘されても
「いやあ、実車はこうなっていたので」
と断言できるのですから。

 この#2699GT、2010年のモントレー「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に出品されました。以前、その出品車を集めた写真集を見たことがあります。
 コンクールに備え光り輝く#2699GT。
「あれから十数年、当然所有者はミリオネアなんだろうから・・・
 きっとボディは作り直されてるんだろうなあ・・・」
と思い、よ~く見てみると・・・
 ボディは磨き直しただけでした。この車、今も左ランプ下がってます。

  1. 2014/10/19(日) 12:15:12|
  2. Illustration&Work
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コザクラインコ=Love bird

2012.jpg
(2012年用年賀状画像。ヒゲはないですが龍です)

 過日インコを使った年賀状画像アップしましたが、その続編ということで。

 我が家にはペットとしてコザクラインコがいます。
 コザクラインコ、ボタンインコの仲間で英語でlovebird。その名の由来は、つがいで飼うと非常に仲睦まじい(常に向き合っている)その様子から、
です。ヒッチコックの有名なパニック映画

「鳥」
 の劇中、人を襲うのではなく「籠」に入って登場します。

 トップ画像の2012年版の龍、得意の紙ねんどで作りました。なぜこの形になったかというと・・・
 翌年向けに角とビー玉を掴んだ「手」を取り外し、巳年の「ヘビ」にリメイクするつもりだったのです。
 蛇といえばアルファロメオです(笑)同社のエンブレムに似せて・・・でした。
abarth 
(しかし、翌年は残念ながら喪中で・・・)

 毎年、年賀状用画像にはインコを登場させているのですが、過去の作品アップしてみましょう。

nyc.jpg
(CDケースをバックに・・・)
 2011年賀
(このウサギは既製品・・・)
2010.jpg 
(ジャングルブックの「飛び出す絵本」と・・・)

(これは日本語版)
CDジャケット版は「先代」のインコを使ったものが評判良かった・・・
nyc2.jpg 
のに味をしめた(笑)焼き直し、です。
ウサギ画像は
2011-2.jpg 
こっちにするか悩みました。

また、インコは使っていませんが(当時は飼ってはいなかった)
AutobianchiY10を使ったもので、これは評判が良かったです。
1995.jpg 
( 「走行中、緊張感が伝わる!」 コージー氏 談)
 まだ買ったばかりでY10が新車に近かった頃です。オドメーターが1995kmになんなんとする頃、季節外れでしたがこれを思い立ち、メーター部に「A HAPPY NEW YEAR!」と貼り、深夜わざわざ撮影に出かけたものです。

 さて、来年用はどうしましょうか?


[コザクラインコ=Love bird]の続きを読む
  1. 2014/10/12(日) 12:30:41|
  2. Pet
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

映画の話:原子怪獣現わる(ネタバレ注意)

scene.jpg
(特撮映画史に残る名シーン・・・)

 過日ゴジラ映画について拙文アップしましたが・・・
 その生みの親である円谷英二氏が強く影響を受けた、特撮怪物映画の元祖が・・・


「キングコング」(1933、米)

 です。そして20年後日本で、「ゴジラ」が創られるわけですが・・・
(爬虫類系の)怪獣映画の元祖といえる映画は、その前年全米公開、特撮(ダイナメーション)の巨匠レイ・ハリーハウゼンの実質的なデビュー作でもある・・・


「原子怪獣現わる」(1953、米)

 です。そのソフト入手しました。
 ゴジラはこの映画の影響を受けているはず、です。
 それがどの程度反映されているのか見極めたい、と永く望んでいましたがようやくそれが叶いました。
 ところが調べると・・・ゴジラの公開が1954年11月、ところが「原子怪獣」完成は前年(1953年)ですが、日本公開はなんと同年12月。
 ひょっとして、ゴジラ制作スタッフは「原子怪獣」を見ていない・・・?その可能性が出てきました。
 日本公開前に見ることができたのでしょうか?それとも予告編だけでも?当時アメリカ本国公開の映画情報が日本に流れてくるとすれば米軍基地から、ということになりますが・・・実際のところはどうなんでしょうか?

 まあ見ていようがいまいが、この映画の評価には変わりはなかろうということで・・・

 映画は北極での核実験から始まります。
 当時アメリカでは核実験はさほどタブー視されていなかったようで、同時代もう一つの被爆モンスター映画である・・・


「巨人獣・プルトニウム人間の逆襲」(1958、米)
の冒頭でも同様のキノコ雲の映像が思いっきり使われていました。
bomb.jpg
(ちなみにその販売ソフトではAV並みの(笑)ソラリゼーション処理・・・)

 その核実験で冬眠状態だった白亜紀の恐竜が目覚める、という設定です。まず最初のツッコミ所として、陸地のない北極で眠っていた、という設定がありますが・・・まあ海洋性(水棲)の恐竜という設定でもあり、氷に中に居たということで・・・良しとしましょう。

 余談として・・・自分の好きな特撮怪獣映画でもある
東宝版のキングコング

「キングコングの逆襲」(1967、日・米)
でも悪者「メカニコング」・・・
mkong.png 
(メカゴジラはおろか偽ウルトラマンやセブンにも先駆けた元祖・・・?)
が北極の「地下」資源を掘る設定がありましたが。


・・・本題に戻ります。
 怪獣=架空の恐竜の名はリドサウルス(Rhedosaurus)。
古生物博士の研究室にある化石標本・・・
bones.jpg
(頭骨、肋骨に注目・・・)

 はそれっぽく作ったニセモノなのが当時の特撮事情を物語ります。
 また、怪獣目撃者2名(主人公の放射線学者と襲われた船の船長)が同じ恐竜の想像図を選べば、
「二人で同じ幻覚は見ない・・・」
と、偶然の一致は考えられないゆえに真実、という推論は科学的とは言えないものの論理的ではあり(笑)2人が同様に迫害される点も含め、よくできた設定に思いました。

Rhedosaurus.jpg 
(これがその想像図。学術的なものとしてはやけにアクティブで・・・)

 思わず「そんな・・・」と感じる、東宝特撮的(というか影響を与えた?)ご都合主義的展開としては、垂直潜航型海底探査カプセルのすぐそばに怪獣が現れる(この広い海で!)というシーンがありますが・・・
 実際博士が犠牲になるストーリー上の必然性もあるので・・・これも良しとしましょう。
 それよりもこの場面では本物の、タコとサメによる挌闘シーン・・・

shark.jpg
(当時は、思わず息を呑む・・・ことだったでしょう)

 を長回しに挿入しリアルな緊張感を演出した上で、その闘いを嗅ぎつけ(?)それらをまとめて捕食せんと現れるリドサウルス!というこの怪獣登場シーンはよくできている、と感心しました。

 怪獣は夜間航行中の船を襲い(水しぶきがいかにも合成っぽいのが当時風)、灯台を破壊し(これも夜間、トップ画像参照)、そして白昼堂々突如としてマンハッタンに上陸します。

people2.jpg
(港湾労働者たちは普段通り・・・)

逃げまどう人々の姿は緊張感なし!
people.jpg 
(走ってはいますが・・・)
それも当時のパニックシーンのお約束ということで。

怪物に向かって単身果敢に挑む警官が捕食されるシーンがありますが、
ジュラシックパークにおけるTレックス登場シーンとの相似性に・・・Jpark.jpg 
(逃げ込んだトイレを壊す、あのシーンと似ているでしょう?)
スピルバーグのこの作品へのオマージュが感じられます。

怪獣映画ではおなじみ、不可欠ともいえるビル破壊シーンもあります。
可動フィギュアによるストップモーション・アニメで、
ビルを一コマづつ壊すという苦労が偲ばれます。
punch.jpg 
(破片の落下が見られるので、長回し用別フィギュアがあるのかも・・・)

やはり怪獣映画のお約束、
高圧電流に触れスパーク!というシーンもありました。
hivolt.jpg
(バチバチっとフラッシュで・・・)
この手のシーンの元祖ではないでしょうか。

上陸の後、州兵の攻撃により負傷した怪獣の血液が採取されます。blood.jpg
(判りにくいですが・・・)
そこでの
「どんな細菌を持っているやもしれない・・・」
という軍医(?)の懸念は
その後手負いでマンハッタンに潜伏中の(笑)
怪獣を追跡する兵士たちが次々倒れてゆく、
という形で現れます。
soldier.jpg 
(崩れ落ちる兵士・・・)

 その「細菌」の正体について劇中では結局触れられませんが、ゴジラを、第五福竜丸そして原爆マグロパニックを知る、唯一の被爆国民である我々にとってそれは細菌などではなく、それこそ「放射能」とした方がすっきりすると感じました。
 しかしストーリー上、最終的に怪獣を退治するのは主人公の放射線学者が発案する「放射性アイソトープ」=放射線です。仮にもしこの怪獣が有害なレベルの放射能を帯びていた、とすると・・・それでは「毒をもって毒を制す」といった意味合いが現れてしまい、その展開に影響してしまうことでしょう。主題がぶれてしまうかもしれません。
 また未知の細菌、というのはほぼ同時期のSF映画・・・


「宇宙戦争」(1953、米)

 のオチでもあり、そちらの方が自然なのでしょう。

 今回、「ゴジラ」は怪獣出現の設定以外は「原子怪獣現わる」の影響はほとんど受けていないことが解りました。映画としては全く真似しているところはありません。また世界では同時多発的に、似たようなムーブメントが生まれることがしばしばあり(特に音楽界)その設定すら偶然の一致の可能性もあります。

 我等が「ゴジラ」はパクリ映画ではなかったのです。

 そしてこの「原子怪獣・・・」の、無理のない優れた設定や見せ場と予算を心得た素晴らしい演出は「元祖」の名に相応しい、というかそれ以上です。最初にこれを創り上げたユージーン・ルーリー監督以下ハリーハウゼンらスタッフの努力と能力、その創造性は称賛されるべきものと思いました。

 最後に。自分は、未知のスーパー兵器に頼らない(笑)こちらの方が好きです(^^)

[映画の話:原子怪獣現わる(ネタバレ注意)]の続きを読む
  1. 2014/10/04(土) 12:57:50|
  2. Movie
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0