Tablet for IT tail-ender

本体
(ASUS MemoPad 8 :AST21/au 版)

 タブレット・デビューしました。

 2013年になってからようやくブログを開始したくらい、twitterはもっと遅く、スマートフォンではなく携帯電話・・・
ply.jpg
 (au-iida PLY、その「寄木細工」的外観が魅力です)
   hasi.jpg
 
 を依然として使用、デジカメは持っていない・・・と、ITテールエンダーな(笑)自分でしたが昨年暮れ、ケータイの料金プラン変更のため訪れたauショップでたまたま見かけた最新のタブレット、その驚愕の高性能!に一発でやられ(笑)衝動買いしてしまった・・・のでした。
 店頭には話題のi-Pad Mini(さすがアップル、こちらの方が使い易くしかも軽量)もあり迷いましたが・・・なんとかジャケットのポケットに収まる小さめのサイズとリーズナブルな価格が決め手となり・・・
ASUS
正面2
(エイサス?アスース!ノンau版もあるらしい・・・)
 にしました(^.^)ケータイとの併用です。

 出たばっかりの、最新の電化製品を買うのはほぼ生まれてはじめてでもあり(笑)そのささやかな興奮は
「人々を動かすのもさもありなん」
とも思った次第です。

 以来数ヶ月、まだまだ使いこなせてはいませんが、ブログ更新を電車の中で行う等その利便性と楽しさは十分享受できており、満足しています。
 何より毎日新聞を持ち歩くことなしにどこでも読めるようになったのが大きいです。電子書籍ならいいのかもしれませんが、スマホの画面ではきっと小さ過ぎて新聞を読んでいる気がしないでしょう(笑)

 アップルの方が軽量、とは書きましたがむしろこちらの重量感の方がイイモノ感を想起させ快適(?)と思います。ただし、誤って落下させた場合の自重によるダメージは大きそうで・・・
「四隅に着けるラバーパッドなんぞはないか?」
と探してみるもそんな既製品はなく、得意の「ホームセンター流用もの」でも満足のゆくものはみつかりませんでした。
 そして何より使っていると、その手脂による指紋汚れは自分でも嫌になるほどで・・・なんらかのカバーを!と探しはじめました。
 が、そのauショップはもちろん「◎◎カメラ」各店舗にも行きましたが最新機種ゆえか選択肢が少なく、コレというものはみつかりませんでした。
 それでは、とweb検索・・・
革ジャンマニアとしては合皮はNG・・・」
と探してゆくと・・・黒の本革貼りで、スラッシュ&スクロール用パッド付きボールペンも付属、フラップ蓋部分の丈夫さ(剛性)と高級感を謳う、しかも特価!の商品が・・・
正面 
(高級感、あると思いますが・・・)
「これだ・・・!」
記載の外寸を再確認、即クリック、翌々日には届いておりました。

 しかし、最新家電慣れしていない悲しさか(笑)適応機種形式名確認不足か、届いたカバーは確認した寸法は当然バッチリなものの各部が微妙にマッチしない、適合品とは言えないものでした(T_T)
 きっと「旧型」用のものなのでしょう、それゆえの特価だったのか・・・。

 そこで新品のカバーに、いきなり「切り込み」「穴あけ」加工を施すことにしました。

 しかし、微妙な柔軟性のある皮革製品の表皮と結構な堅さの芯材、単純にハサミ/カッター/ドリルでの施工では、いかにも稚拙な切り口や表皮の捲れの発生が予測され、新品を台無しにする訳にも行かず、ちょっと気軽には手が出ません(汗)
 そこでレザークラフトでは普通に使われる、ポンチで加工することにしました。しかし、丁度良い寸法のものをわざわざこのためだけに買うのも・・・と思い(←ケチだね)ポンチ自体を自作することにしました。
 今回だけ使えればよいので耐久性は不要、ということで手持ちの適当な生(=焼き入れ無し)鉄パイプの端部外周を45度にベルトサンダーを使って研削・・・簡易ポンチの出来上がりです。

 そいつを使って穴あけ、切り口を整え、場合によっては着色・・・
以下画像参照。
カメラ
(堅く、これが一番大変だったカメラ用、穴)
スピーカ
(上部スピーカ用の穴は?カメラも中心にはありません・・・)
 スロット 
(ボリュームボタンも不適合。でも何とか使えるのでここはそのまま)
イヤホン

(イヤホンジャックも隠れてしまっていたので、切り欠きを)
すかいぷ 

(スカイプ?自撮り用、正面カメラの切り欠きも広げ)
電源 
(電源スイッチの穴もあけました)
電源

(電源ポートの穴も)

 ケータイは片手で打てますがスマホは両手。だったら、同じ両手を使うなら片手にタッチペンと、ある程度の大きさのタブレットを持っている方が仕事っぽいというか、頭良さそうに見える(笑)というか・・・
 見た目が良い、感じがします。
 実は今回、タブレットを持って感じた大きなメリットはそれでした。ケータイやスマホ片手に「念じて」いる姿や(笑)ノートPCをカチャカチャ打ち込んでいるのはあまり美しくない、と常々感じていたので。

 自分だけの、勝手なイメージかもしれませんが・・・
 昔ブームのあったシステム手帳電子手帳、そんなもんを開いているかのように・・・見えませんか?(笑)

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  1. 2015/02/27(金) 20:18:40|
  2. Tool
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The other orange one:Jägermeister


(March 761 Ford / Jägermeister)

 ちょっと前に、旧いF1の話題で・・・
F2.png 761.png
Osella F2を絡め、オレンジ一色のBETAカラー
 の格好良さ(笑)について書きましたが、レース界においてオレンジ一色といえばもうひとつ、触れない訳にはいかないビッグネームがあります。
 トップ画像のマーチ761の(というよりドライバー、H・シュトゥックの)スポンサー・・・
jagaermeister.jpg
Jägermeister イエガーマイスター
です。そのロゴは我国においては、前々稿登場のこのキット・・・
934t.jpg 
 のおかげで中年の(笑)レースファン、模型ファンならばほぼ
「知らない人はいない」
のではないでしょうか。
 当時の多くはその鹿のマークと読みにくいロゴの正体を知らず、組んでいたとは思いますが(笑)

 イエガーマイスターはドイツの、ハーブの香りが効いた甘い褐色のリキュールです。
jeagermeister.jpg 
(格好良いラベルと・・・)
 ずっと気にはなっていたのですが・・・
 先日なんと近所のスーパーで並んでいるのを発見!
 衝動買いし、ようやく実際に味わうことができました。

 甘く、きつくはないレベルですが結構複雑なハーブの香りが効いた
 やや強い(ちなみに35度)酒でした。
 冷やしてそのまま、と文献で読んだので・・・
 そのように試しましたが、合う食べ物が難しい「強さ」があります。
 甘いので豚肉、それも結構な濃さのソースで・・・
 といった場合によいかと。
 あるいはラムもしくはラベル通り「鹿肉」が合うかもしれませんね(笑)
 食事と一緒に、というより
 カクテルのベースとした方がその強さ、甘さ、香りが
 (ぶっちゃけ抑えられw)活きるように思いました。
 炭酸で割るのもいいかもしれません。

 食べ物と合わせるのではなく、それ自体を味わう酒なのでしょう。
 自分のライフスタイルにはほとんどないパターンですが(笑)

 ということで・・・グルメ記事はこれまで(笑)

 同社はその創業者がモータースポーツに非常に熱心で各レース、各ティームそしてドライバーに永く、継続的にスポンサー活動をしています。我国でこの事実が明らかになったのはこの本・・・
bookjaegermeister.jpg
 が出版されてから、でした。気軽には読めない独語でしたが(笑)
 自分が書店時代に書いたこの洋書の紹介記事を以下に。


その味は知らずともカラーリング知名度はメジャー級

イエガーマイスター(名猟師の意)ドイツの甘いリキュールの会社ですが、味わったことはなくともそのロゴは御存知という方は多いのではないでしょうか。同社のモータースポーツとのかかわりは古く、その所属ドライバーもヒル、ラウダ、シュトゥック、ベロフ、ルドヴィグ、マス、イクス・・・とそうそうたる面々、そのオレンジ色の存在感はヨーロッパのレースシーンには欠かせないものとなりました。同社レース史を美しいカラーフォト中心でドライバーもしくはティームごと、年代順に纏めたものが本書です。それはそのままヨーロッパのレース史ともいうべき素晴らしい内容、登場車種もポルシェ914、BMW CSL、マーチ7X2、ポルシェ911/935/934、BMW 320、フォードカプリ、C100、ポルシェ956/962、BMW 635、M3、アルファ155、ゴルフ/シロッコ、パンテーラ、NSU、アウディ200、カマロ、DTMオペルと多種多彩。終章にはリザルトと並んでミニカーのページも設けられ、独語とはいえ見る者を飽きさせません。レースファン必携。


 ということで・・・
 この本はキャプションがよかったのか(?)それともその情報に飢えていた潜在的購買層が多かったのか、独語にもかかわらず結構なヒットとなりました。

 そしてトップ画像に戻れば、マーチ761には・・・
761.jpg 
(これはFirst National City Bank車@Lagna Seca)
 同じオレンジ色でもふたつの、モータースポーツを代表するビッグネームがついていた、ということでした。

 そのほかにも、これは上記キットのベース、云わずと知れた・・・
934.png
Porsche 934(実車)。
 スプリントレース用なのでヒルクライム用オゼッラ同様
「ノーズ・オーバー・ウィング」(こっちが先か)
が目立つGTI車。ノーズの短い方たる・・・
956.png
Porsche 956(長いのは962)。
 これはヒルクライムではなくETC(ヨーロピアンツーリングカー選手権)でしょう・・・
TTS.jpg 
NSU TTS。
 
 というわけで、どんな車でも・・・
  m3.png
このカラーリングにすれば格好良くなるのかも(!?)
[The other orange one:Jägermeister]の続きを読む
  1. 2015/02/22(日) 17:55:57|
  2. Gourmet
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Fast n'Loud:Ferrari F40 @Discovery Channel

 
(この車を最初に見た時は「GMのショーカー?」かと・・・笑)

 ドキュメンタリー番組専門TV、ディスカバリー・チャンネルをご存知でしょうか?

 今稿は先日、ケーブルテレビで偶然見かけて感銘を受けた、というか見入ってしまった(笑)ディスカバリーチャンネルの番組について・・・

 そのプログラムの名は「ファスト&ラウド」。
title.jpg
(かつてない多額の投資に、リチャードは・・・)
 主人公リチャードとアーロンが運営するGas Monkey Garage(Dallas,Texas)が全米各地からジャンクな名車を発掘、可能な限り(!)安く買い取り、その車に応じた完璧な(?)レストア、あるいは彼等独特のセンスを生かした大胆な改造を、経費を抑えるために超・短時間で施し(時にはそのまま何もせず)高く売り、儲けを出す・・・その一部始終をありのままに見せる、という番組です。そして、自分の見たその回は通常の取り扱い車種(当然アメ車が多い)とは桁違いに高価な、フェラーリF40だったのです。
 そのF40はなんと事故車。
crush.jpg
(事故当時の画像)
first.jpg
(ターボパンチの暴発・・・?)
 かなりの損傷でしたが、あわよくば100万ドル以上での転売(!)を夢見たリチャードは購入を決意。しかし強気の売主の希望価格はなんと50万。困ったリチャードは知人デニスに援助を求め、その場での交渉の末・・・
40_20150212202315424.jpg 
(大変高価なスクラップ・・・)
 その仕入値は40万ドルに。
 儲けの折半を条件にそれをデニスが出し、修理費をリチャードが持つことになりました。

 これを聞いた時、正直
「高い!」
と思いましたが、すっかりフェラーリの相場等に疎くなってしまったので、そんなものなのかとも・・・(笑)
 いつもならほとんどの作業を自社内で、サビ取り板金が必要なフルレストアでも1、2週間で終わらせる(!)凄腕の彼等ですが流石にフェラーリは勝手が違う、ということで専門家の助力を得ることに。
 それゆえ今回のケース、期限は彼等としては非常に長い8週間。ですがフェラーリ専門ガレージの意見は
「1年かかってもおかしくないプロジェクトだよ・・・」
ここからが自分が見入ってしまった部分・・・

 専門業者によるフェラーリ・レストアの「実際」とピンチを切り抜けるための「荒技」そして元はと言えば308GTBの発展「改造車」たるF40の構造

 が明らかになるところなのです。

 まず専門ガレージでは
「いつものように・・・」
全バラに。すると各部の損傷具合はもちろん、フレームにはなんと真っ直ぐな部分は1ヶ所しかないような・・・
flutter.jpg
(右への傾きがわかります。メインフレームの幅も)
「普通は直さない・・・」
「これほど酷いのは今まで経験がない・・・」
とプロが口を揃える全損状態(!)なことが明らかになりますが、多額の投資をしたからには後へは引けません。
 以下は画像で。
cerette.jpg
(ちゃんとオフィシャルなCeletteの治具に載せられています)
chain.jpg
(フレーム上部にはアウトリガーを固定・・・)
cerett.jpg 
(純正治具をサス・ピックアップに取り付け、油圧で引っ張ります)
gap.jpg 
(手前側が浮いているこの青い治具が定盤に接地するよう修正します)
  firehammer.jpg
(油圧牽引に並行して加熱、大ハンマーも・・・!)
chop.jpg
(こうしてメインフレームの修正を終えてから・・・)
chopp.jpg 
(フレーム損傷部分、部材を除去します)
 そう、F40は巷では
「カーボンファイバーで・・・」
云々いわれていますが、構造的には大元は’76年デビューのフェラーリ308GTB。その基本は’60年代の・・・
206_201502151230015a8.jpg
Dino206gt
 にまで遡るパイプフレーム。云わば上下2重になった「ラダーフレーム」なのです。
 車体全長に及ぶ4本の主構造材(1/2楕円Cr-Moパイプ ↓ 画像参照)上側にWウィッシュボーンのアッパー側、下側メインフレームにロワ・アームのピックアップが設けられています。
 そう、当時のWウィッシュボーンのジオメトリー(≒ピックアップの位置)は、動的性能が云々とかキャンバー変化がどうの・・・ではなく「作り易さ」から決められていたのでした。
pipe.jpg 
(そのパイプを採寸、カット、溶接します)
全体が曲がっていたのでその他多くの部分を修正、新造します。
transaxle.jpg 
(ミッション付きエンジンを載せます)
このトランスアクスル、愛読書

スーパーカー誕生
 によると・・・
 F40の設計者、かの闘うエンジニア、N・マテラッツィはF40のベースたる288GTO設計当時、フェラーリ社内のマンパワー不足のためにその大容量トランスアクスルの新規設計を、引退した(=社外の)老エンジニアに頼んだのだとか。その人物がかつて手掛けたのが250・・・続きは本書で(笑)
cut.jpg 
(エンジンマウントに1ヶ所作業ミスがあり切り取り、再溶接も)
と、膨大な作業に多くのマンパワーを投入、完成したのが・・・
completed.jpg
(ベッタベタの車高、アメリカ仕様のサイド・・・)
 これです。
 スペシャル・ショップの協力と努力、非常に高価な純正パーツ群の取り寄せ(一度にこれほど大量の受注ははじめて、とか。FRPパーツの修理修正は行われなかったようです)等で経費もおよそ30万ドルに上りました。しかも
「赤は弱々しい。もっとイカツクないと・・・!」
とブラックに。特注大径ホイールとPenskeサス、スペシャル・タービンで550HPにパワーアップ。今時のレカロにLEDランプも(!)とガス・モンキー流カスタムも施されています。

 これを見ていて
「しっかり直っているとはいえ全損再生車、しかも改造車。果たしてこの車、オリジナル至上主義者の多いフェラーリマニアに訴求するんだろうか?しかも100万ドルは・・・?」
とぶっちゃけ思いました。すると購入希望者はなんと・・・?
 そういうオチでしたか(笑)

(c)2015 Discovery Communications, LLC


Special thanks to Discovery Channel.


  1. 2015/02/13(金) 11:16:44|
  2. Movie
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My best favorite F1machine

  
(Fabulous!TAMIYA's kit)

 前稿Betaマーチに続いて・・・お気に入り(←PC表現w)のF1マシンについて。

 前稿冒頭で触れたブーム、そこでF1に目覚めた世代を称して
「’76年組」
というんだとか。完全に自分にも当てはまる、ちと恥かしい表現ではあります(苦笑)

 やはり前述imprinting効果もあって当時見たマシンたちは特別印象に残っています。中でもトップ画像
 ’75 Ferrari 312T
 はチャンピオン・カーたるその速さ、メカニカル・レイアウトの独自性、
何よりCarozzeria Pininfalinaが関与したであろう他車とは一線を画するそのスタイリングの美しさで、自分の中ではナンバーワンといえます。

 この車、美しさもさることながら空力を意識した
(=雑多なメカニズムが露出しない)Rタイア周りの
「フェアリング」
を含む、フルカバーデザインが最大の特徴です。当時の他車が・・・
761.png 
むき出しのヘッドカバーと屹立したラジエター
 に「甘んじて」いた頃です、革新的といってもいいでしょう。
 加えるなら冷却系2系統(水/オイル)を共にサイドポンツーンの前後に内蔵しつつエアフローを完全(上方/後方)に独立させた凝った造形にも見所があります。

 レース界で、急速に普及した空力的付加物の脱落等を筆頭に深刻なアクシデントが頻発していた'60年代末、ピニンファリーナが発表したフォーミュラカーへの
「空力と安全性の両立」のプロポーザル・・・
Σ
(ESV的「バンパー」でホイール同士の接触対策も・・・)
 との血縁も感じさせる312T、
「ショー・カー、ドリームカー・イメージすらある」
は言い過ぎでしょうか。

 この312T、
 水平対向12気筒エンジンの高出力と低重心
 を最大の武器としますがそれを端的に表す画像がこれです。
 312t5.png
(G・ヴィルヌーヴ駆る後期型のストリップ)
 これはウィングカー仕様なのでドライバー後方、フューエル・セルが肩の高さまでありますがオリジナル312Tはサイドタンク、ドライバーの腰より上にメカは何もない、ことがわかるでしょう。

 実際には諸般の事情でモノにならなかったようですが・・・(笑)キャンバー変化を嫌った斬新なRサス(=ド・ディオン)を備えた翌年型・・・
312T2
312t2.jpg 
(’76年全高規制対応のエアボックスなし仕様、発表時)
 はFタイアにも「フェアリング」を備えていたことが、ピニン/フェラーリの空力に対する姿勢を現わしています。

 この’76年型はスタイリング上、エアインテークが一対となりコクピット前部に移ったことがトピックでした。左右のインテークから
 フレッシュエアがエンジン吸気部までコクピットサイド内部を流れる
 というこれまた斬新な処理です。

 同じ水平対向でも、その背の低さを利して「従来通り」のエアボックスを2本(!)立てた・・・
Brabham BT45 Alfa Romeo
Alfa_Romeo-Brabham_1976_1024x768.jpg
(ただし、これもローンチ時のみ・・・)
 実質を求める(笑)アウトデルタ/アルファロメオとは対照的です。

 フェラーリによるボディ内部のエアフローの研究は続き、翌年型ではインテークは・・・
312t22.jpg
(いわゆるNACAダクトですね)
  ここまで小さくなりました。ちょっと格好悪くなってがっかりした覚えがあります(笑)
 その落胆の理由は・・・
 その年の開幕序盤戦、南半球ラウンドでは、その気候的な高温に備えてでしょう・・・
312T - コピー
(白い部分が減りボディーとの一体感が増えたことも・・・)
 エアインテークがより大きく、美しくなっていたからでした。
「うん、これは格好良い・・・!」
と。しかし残念ながらこのカウルはアウェイで使われただけでF1サーカスがヨーロッパに戻ってからはお蔵入り、二度と現れることはありませんでした。
 ところが十数年後の名古屋、世界的フェラーリ・コレクターH氏のコレクション・ルーム(ガレージではなく「蔵」)・・・
hiramatsu.jpg 
(ここには写ってませんが・・・)
 でなんと実物(!)にお目にかかることができました。
 お蔵入りのカウルが「お蔵入り」していたのです(^.^)
 思い続けていた「仕様」との突然の出会いです。感動のあまりその場でそのカウルの「出自」をまくしたて、同行の川口のS氏に呆れられました(苦笑)
312T - コピー
 この画像を良く見れば・・・
 ノーズ/Fタイア間から入ったオイルクーラーからの排熱はサイドポンツーン上方(側方)に逃がしRタイア直前のラジエターへ熱気が回らないように、そしてそのラジエターへのフレッシュエアはFタイア後方(下方)から後方へ導くようダクト状に
「段と角度」
が与えられ 結果的にサイドポンツーン部で、
 2つのマスが重なり合いながら交わる
 という、極めて芸術的かつ彫刻的な造形処理が行われているのがわかるでしょう。

 この「経験」が活かされているのかどうか定かではありませんが(笑)
ピニンファリーナはのちの(ストリートカー)プロポーザル、Ferrari Testarossaをベースとしたロードスター・・・
ミトス
mythos.jpg 
(カーナビのCMで使われていたのでご存じの方も・・・)
 において、ボディサイドでラジエターインテークを取り巻く・・・
 2つのマスが重なり合いながら融合する
 処理を試み、成功しています。フェラーリが市販車を売るために巧みに操るイメージ戦略
 F1イリュージョン(ⓒ沢村慎太朗)の極致
 と感じているのは自分だけでしょうか(笑)タミヤからこのキットが出た時
「これを組んで312Tカラーに塗ろう!」
と思ったくらいです。実際にはやりませんでしたが(笑)

 ショーカーゆえもちろんワンオフのこのミトスも日本に、アバルトコレクターK氏の元にあります。それゆえのCM出演であり、キット化だったのでしょう。
 その撮影時のエピソードとして・・・公道走行のためのナンバープレート、ボディーに加工するわけにもいかず・・・貼り付けた、のだそうです。
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  1. 2015/02/05(木) 21:06:38|
  2. Magnesium&Race
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