Passing maneuver:接戦のかたち


(平均スタート・ポジションと平均獲得順位?が興味深く・・・)

 退屈な今シーズン(笑)の・・・

lotus.jpg

F1。

 チャンピオンを決めそうなルイス・ハミルトンが、あのセナの記録を塗り替えたんだそうな・・・

 アイルトン・セナ・ダ・シルヴァ。かつてその・・・

nichols.jpg
担当エンジニア

 をして

「彼のポケットの中には1秒があり、いつでも好きな時取り出せるのさ」

と言わしめた(!)その有り余る輝くような才能、驚くべき速さと貪欲なまでに勝利を渇望する強い意志。そして時としてその精神力に身体が追いつかないといった・・・

senna.jpg
脆さ。

 

 こう書き出しただけでも魅力たっぷりなセナのキャラクターですが、自分は彼を偉大なドライバーとは認めるもののあまり好きではありませんでした。

 彼はかつてそのmaneuver(追い抜き方)の姿勢について当時のF1ご意見番、往年の偉大なチャンピオンにして特に安全面に関しては熱心だった良識派・・・

サー・ジャッキー・スチュワート

stewart.jpg

(タータンチェックがトレードマーク・・・)

 と議論、激しくやりあったことがあり、自分はスチュワート支持(!)だからです。曰わく

「昔のドライバーは皆紳士だった。どけ!さもないと当てるぞ、なんて輩は・・・」

「僕はただ誰よりも速く走り、そして勝ちたいだけなんだ」
と、全くかみ合わない討論ではありましたが・・・(笑)

 実際セナの

「サーキットでは速さこそが正義。だから速ければ何でも許されるのだ・・・」
と言わんばかりのアグレッシヴな姿勢は、F1を変えてしまったように感じます。

 それまでのレースで、前車が後車を遮るドア(←セナが広めた表現)は
「開ける」
あるいは
「開くのを待つ」
ものだった、と言えそうですがセナ以降それは無理矢理にでも
「こじ開ける」
ものになった、と感じます。

 セナ以前と以降その過渡期に現れた、やはり同様に革命的に見えたであろう「新人類」がアラン・プロストでしょう。彼は
「一筆書き」
と呼ばれた(笑)美しいライン取りによる荒々しさのないスムーズな速さはもちろん、N・ラウダ譲りの着実さをも兼ね備えた優れたドライバーでしたが、攻撃(=追い越し)ではなく防御において新しいテクニック、
「ドアを開けるのを躊躇させる」
ための際どい技を繰り出しました。

prost_201510241526577dc.jpg 

 レギュレーションはもちろんスポーツマンシップからも問題があるとされる、あからさまなブロック(=進路変更)には当たらないものの、抜き手の防衛本能(すなわち不随意)に訴える瞬間的な車線変更!です。
 自分はそれを「プロスト幅寄せ」と呼んでます。

「うっ!何するんだコイツ!?」
レースを闘う意志とは別の、理性ではコントロールできない防衛本能、生存本能に直接訴え、反射運動を起こさせる・・・
 ピクッ!という表現が相応しいタイヤ幅半分ほどと僅かな、しかも一瞬の車線変更。
 ストレートで追い越しにかかった時、目前でこれをやられたドライバーは正に本能的にスロットルを緩めてしまうのです。ほとんど話題にはなっていませんでしたが、
革命的な「技」だったと思います。

 ただし、3度の日本GPの結果(リザルトではないw)が証明するように・・・

3!.jpg 

  セナには通用しませんでしたが。


 ジャッキーが非難したセナの、どけどけっていう「恫喝運転」(笑)は
「あそこまでは許されるんだ・・・」
という感じに静かに広く浸透。例えば、やはりセナ同様にアグレッシヴ、よりワイルド(笑)な・・・

N・マンセル

マンセル

(テストに疲れ故意にオーバーレブさせたこともあったとか・・・)

 などはあからさまに「当てる」ところまでエスカレートしてました。


 当てるようになった、という点では当時日本国内も同様でした。

 隆盛を誇ったグループA選手権・・・

GrA.jpg

「何でもありの、肉弾戦だった・・・」
とは某ドリフトキングの言葉です。
 そのドリキンと全日本F3でやりあって(!)結果的に日本に居られなくなったのが中野・・・
 そしてGr.Aの後継レースJTCCで、悔し紛れに一周待ってホントに当てた(!!)のが、一流になる前の本山・・・

 と「黒歴史」は続きました。
 ラフ・プレイはプロレスだけにして欲しいものです。


 そしてそのヘルメットの塗色からも察せられるように(笑)セナを崇拝するルイスは、速いには速いが荒く・・・

2008cgp.jpg

(例えば、ライコネンには迷惑をかけ・・・)

 その悪い所ばっか真似してると思っていたら、マシンにも恵まれ年間開催数の増加もあって順調にキャリアを重ね・・・

 遂に抜いてしまった(!)ということでした。

 さてUSGP、どうなるでしょうか?

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  1. 2015/10/25(日) 12:00:00|
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Restoration for restaurant sign :メニュー台レストア

中古 
(これが届いた状態・・・)

 自分の住む逗子の隣町である・・・鎌倉。
 その知名度は全国区ゆえこっちが隣町かもしれませんが(笑)

 その古都鎌倉を代表する飲食店といえば・・・
御代川
 諸説あろうとは思いますが(笑)異論は少ないのではないでしょうか。そして鎌倉駅前ロータリーの真っ正面という一等地にある、その駅前店・・・
日本料理 鯉之助
 縁あってそちらの店長ならびに総支配人・・・
イニディ
(なんと元ドリフト野郎・・・w)
 の知己を得ている関係で先日、店頭用メニュー展示台の手配を任されました。
「とりあえずのテスト運用。なるべく安く・・・」
とのことで当初 ノックダウン・ファニチャー (DIY組み立てパイプ)での制作を考えていましたがある日、ネットオークションを検索してみると・・・
 実にちょうど良い(=店内イメージに合う)中古物件が見つかりました。既製品ゆえ保証された、少々の雨や荒い扱いを等をものともしない耐久性、丈夫さが魅力です。
「こっちの方がずっと丈夫だしイメージも合うし、なにより安い・・・」
と、こちらから提案、説得。
 そいつを入手(落札)し、状態は悪くなさそうなものの画像からも伝わる若干の中古感を払拭(=新品同様に再生)し、ついでにメニュー掲示し易くする等の改造を施す、こととなりました。
 しかも(多分にこちらの都合ですが・・・w)この連休を逃すと納期がいつになるかわからん、ということで
「この連休中に片を付ける!」
ことになりました。


 とりあえず超安価、もちろん無競争にて落札。大物、重量物ゆえ送料は結構かかりましたがそれでも総額一万円以下で入手できました。そして届いたブツがトップ画像。そこはかとなく漂う「掃除が行き届いていない」感、お判りになりますか?
中古
 これは白木部分が地肌ゆえの、汚れの浸み付きが原因。ニス仕上げ等表面コーティングすれば防げる。一方の金属部分、板を張り付けてているベース部分(裏側)は鉄で若干の錆。でもそれは隠れる部分、見えるところはステンレス、こっちに錆の心配はなし・・・
 と、現物を眺めながら構想を練ります。
 そうこうして、作業はおおまかに・・・
・木部をひと皮サンディング、綺麗に
・表面をニス(=刷毛塗り)かクリアラッカー(=スプレー)でコーティング
・上部(斜め部分)に工具不要で脱着可能な透明アクリル板を被せる
・正面(垂直部分)にメニューなり小冊子を固定、収容できるように
・上部、正面共に掲示物の防水(雨対策)
・鉄部錆対策
・キャスターのベアリングの潤滑(グリスアップ)
となりました。さて、この構想に見合う材料、道具を求めホームセンターへ。

 まず、ニスかクリアラッカーか・・・
 塗り上がり後、刷毛目が気になった場合乾いてからの作業となり日数がかかるので「吹きっ放しで済む」クリアラッカーに。もちろん今まで培った(笑)スプレーテクニックがあるから、です。
 サンディングはディスクサンダーかサンドペーパー(=手研ぎ)か・・・
 どちらも手持ちあり、実作業時に決定。
 アクリル板は3mm厚か5mmか・・・
 値段と加工し易さで薄い方に。上部にあるφ9mmの突起を貫通させるためのアクリル用ドリル(ビット)も購入。9mmの穴に9mmの棒は入らないが(笑)そのクリアランス加工は手持ちのテーパーリーマーを使う予定。その際薄い方が加工が楽。
 そのアクリル板、最上部ステンレスループを潜らせるため逆T字型に切り出す必要もあるがその際も薄板が有利。手持ちのアクリルカッターにて。
 正面には・・・
 ちょうど良いステンレスL字フックを発見。両サイドから一本づつ出し、スライド可能な状態に固定することに。
 防水は・・・
 まずアクリル板をひさし状に上部からはみ出させる。それができない(切り出した逆T字形状)部分は木部上面エッジ部にL字クッションゴムを上、横3辺に貼り付けようと。ちょうど良いしなやかなクリア製品があった。
 錆は軽微なので手持ちのサビチェンジャーを塗布。
 グリスも手持ち。
 と、書き出しても結構複雑な条件の羅列(!)実際のところホームセンター店頭をウロウロしながら、考え考えのお買い物。実に3時間そこに居ました(笑)


 さて翌日作業開始。
 構想は十分練り尽くされていたので迷いはなく、てきぱき進みます。職人の仕事をよく「段取り八分」なんて言いますが、痛感します!

 ステン部分に傷がつかないようマスキングし、まずサンダーを試すと・・・
 フラットには削れるものの同心円状の研磨痕が気になり、手研ぎすることに。
3M 
(3Mのサンディング・ブロック)
 さすがトップメーカーの製品!
 購入後10年以上経過しているにもかかわらずロールペーパー裏面の接着力は健在(!)で問題なく快適に作業できました。ダメだったら「まじ手研ぎ」を覚悟していましたが杞憂に(笑)
けんま
(さっぱり!した感じ。綺麗になりました)
 さて、塗装です。
 ステン部分を完全にマスキングし、スプレーを吹きます。簡単です。
 その際良い仕上がりのために缶を温めましょう!
保温 
(必ずお湯で!実は昔ストーブを使って顔面大火傷したことが)
 ガス圧が上がって霧が細かくなり、より滑らかに仕上がるのです。
 これも問題なく大型缶一本吹き切って、終了。塗料垂れももちろんありません。

 しかし全て順調ではなく・・・手持ちのマスキングテープが少なかったので、大まかな部分のマスキングにクリアテープを使ったところそれを剥がす際、結構な「糊残り」が発生(!)その拭き取りに相当な時間とパーツクリーナーを浪費しました(泣)ちょっと読みが甘かった・・・。

 そして上部3辺にクリア・クッションL字ゴムを。
しーる 
(下辺は水はけのため開放)
 ややオーバーサイズのアクリル板をループに合うよう切り出し、穴あけ。
アクリル 
(正面にはL字フックを・・・)
 さて、どうやってアクリル板を固定するか?

 置いただけでは雨水の侵入は防げません。それにはサイド(エッジ)のゴムクッションにプリロード(与圧=押しつけ力)を掛けねば。
 二つの9mmの突起がネジだったら楽なのですが(笑)・・・ダイスでネジを切る(!?)ことも考えましたが、ステンレスは堅く、作業の難航が予想されるだけでなく工具の新規購入が必要なため断念・・・
「金がないなら頭を使え・・・」
と知恵を振り絞った結果・・・
 内径9mmの透明(燃料)ゴムホースを使う、ことにしました。
ほーす 
(ぎゅっと差し込むだけです!)
 かなりタイトなので、十分固定力が発生します!
 ホームセンターのホース売り場にφ9mmの丸棒(=売物w)を持って移動して、のテスト済み!です。もちろんノギスも持参でした(笑)
 アクリル板が撓まないよう、突起基部にはエッジのゴムと同じ厚みに切ったホースを。

 そして今回のアイデア賞(!?)アクリル上部の固定法です。

 最上部のアーチは下辺開口しています。角パイプではなくコの字断面なのでした。
 そこにぴったり嵌るラワン材丸棒(これも手持ち)を上面の傾斜角度でカット、アクリルに接する斜めの面には傷防止のフェルト・クッション材(=イスの足用)を。ステン部分に嵌る部分(こちらは直角の輪切り)にもクッション材、これはスポンジラバー製の薄物を、それも積層にしました。
 上下のクッション材の圧縮によってプリロードを得るのです。
 しかも本体は丸棒なので、捻りながら押し込むことができます。
押さえ 
(後方が装着状態・・・)
 上端を積層としたのは・・・
 冊子状の(=厚みのある)メニュー等をアクリル下に入れる場合の厚み調整代(=剥がして使う!)とする、今回無理矢理捻り出したアイデア、なのでした。

 そして・・・作業完了!
かんせい
(まだアクリル保護フィルムが残ってます)
 画像、全体が見えないって?

 完成品の仕上がり具合は・・・

 ぜひ鎌倉駅前「日本料理 鯉之助」へお出かけになり、ご自分の目でお確かめ下さい。

 もちろん、素晴らしいお料理の数々もご自分の舌で!

 
  1. 2015/10/18(日) 15:51:05|
  2. Tool
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Skagen watches

龍頭
(かの右手腕時計で有名ななS・マックイーン。実は彼ライディング時、
このような龍頭の食い込みを嫌って右手に嵌めたんだそうな・・・)

 久し振りに、腕時計を買い替えました。

 またスカーゲンにしました。
新 
(ちょっと自動車メーター(VDO?)っぽい盤面・・・)
 またまた得意のネットオークションで(笑)展示品だったらしい新古品を安価に落札できました。
 これの前に使っていたのは同じスカーゲンでも、このタイプ。
旧
(クリックで拡大)
 このスカーゲンは、この絵・・・
シャマル
( シャマル・ポスター ) 
 が売れた時に自分へのご褒美(笑)として買ったもので、かれこれ5年以上使ったことになります。
 途中トラブルもあり、傷付いた風防ガラスを交換したり、と愛用はしましたがそれは酷使とも言えて(笑)初期のスカーゲンの特徴たる金属メッシュ・バンドが・・・
バンド
(歪みというか「癖」が残るくらい・・・)
 馴染みを通り越して(笑)傷みに変わってしまっていたのが気になって、の新調です。


 スカーゲンとの出会いは・・・
 川口の知人主宰のヘアサロン アサンブラージュ で読んだファッショングッズ雑誌のニューブランド紹介記事でした。曰く・・・
CM
 (驚きの薄さ、シンプルな美しさ・・・!)
 その北欧デザイン、結構衝撃的でした。
 当時、SWATCH をささやかにコレクションしつつ愛用していた自分でしたが、そのプラスティッキー&ライトな魅力と表裏一体である「安っぽさ」にちょっとだけ嫌気がさしはじめてもいた、ちょうどそんな時期でした。
 加えて高級感溢れるそのスタイリング、にもかかわらずリーズナブル(=スウォッチよりちょっと高いだけw)な価格も魅力的に見えました。
「・・・スウォッチを卒業(?)したらコレだな・・・!」


 そんなある日横浜へ出かけた際、そごうだったか丸井だったかの時計売り場へ。そこで、買う気満々でこれを・・・

(これが初期の基本タイプ)
 試着してみると・・・
 美しさは期待通りでしたが、思っていたよりぶ厚く・・・上記CMの画像は薄く見えるよう撮影角度を選んだトリックで(笑)実際にはアウターケーシングに隠れて(?)裏側にメカが膨らんでいて・・・
厚み 
(確かにたった7mm・・・でもスウォッチSKINならもっとずっと薄い!)
 なにより、フィットしない!
 風防周りをフラット&フラッシュに仕立てるためにバンド接合部の位置を奥に押し込むことができず、柔らかそうなスタイリングなのに着けると何やら本体が「突っ張った」感じです。
 手首周りとメッシュバンドがそのしなやかさにもかかわらず馴染まず・・・
すきま
 浮いた感じで、隙間ができてしまうのでした。
 「こ、こんな筈では・・・!」
驚きと落胆。
 そこで、気を取り直しつつもあまり期待せずに並べて展示してあったもうひとつのタイプ・・・
さくら 
(これはのちの日本限定版「さくら」。ピンクが特徴)
 をものは試しと試着すると・・・これが、なかなか良い。
 フィットする!
 ダイヤルとバンドが独立しているデザイン上、形状的自由度が高く・・・
ふぃっと 
(バンド取り付け角を「急」にすることができ・・・)
 手首との間に隙間ができない。
 そして何よりそのスタイリングのシンプルさが際立っています。
「・・・気に入った・・・!」
即決でした。かくしてオレンジのこれ・・・
旧 
 が自分の所にやってきたのでした。
 ちなみに上記ピンク色バージョンはその限定品のふれ込みに惹かれ一時は本気で買い足しを考えましたが(笑)実際には各所で結構見かけるので
「・・・そんなに珍しくねえじゃん・・・」
と、思いとどまることができました。
 むしろ自分のオレンジの方がレアな感じで・・・
 しかもそれはフライトジャケットのインナー(!?)とかにも通ずる
「ミリタリーな」色遣いとも思え(笑)オレンジ、気に入ってました。
 もちろん欠点もありました。
 文字盤のオレンジ、針にはなぜだか秒針にしか色が入っておらず、真っ暗な中では時刻は判らず動いているのだけが確認できる(!)という笑えない状況も何度か経験しました。
 そして今回のもの、色付きは秒針だけなのに変わりはありませんが(笑)ご覧の通り、時刻の視認性は圧倒的に向上しているようです。存在感も上々。メカの厚みは変わらず、盤面が大きくなった分より薄くも感じます。
新旧 
(大きさはこんなに違い・・・)
 バンドのメッシュも若干荒くなり耐久性も向上していそうです。また本屋時代ほどの酷使も考えられません。
 そして今回の腕時計新調は自分にとって「転職祝い」の意味合いもあります(笑)
 しばらく(=永く)愛用することになるでしょう。


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  1. 2015/10/10(土) 13:02:48|
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Ronnie Peterson(1944-1978)

RP
(逆転チャンピオンの可能性すらあったのに・・・)

 先週のお休み(笑)を挟んだ 前々稿、そこで取り上げたリアルなF1関連新聞記事切り抜き(の資料性の高さ?)には期待したほどの反応はありませんでした。が全く懲りずに新聞記事レースネタを・・・

 

 トップ画像は'78年の夏、スーパー・スウェードことロニー・ピーターソン(ペターソン)の死を伝える毎日新聞、朝刊です。

 

 '76年のF1インジャパン、興行的には赤字だったようですがエフワンブームを巻き起こしたのは確かで、開催2年契約だったと伝えられる翌年の'77日本GPにも期待は集まりました。しかしブームは去り、前年この日本で惜しくもチャンピオンを逃したラウダは翌年最終戦を待たずにそれを見事に奪回、雪辱を晴らします。同時に消化試合たるFISCOへ彼が来ないことも発表され・・・注目は社会全体からではなくレース界、自動車界のみからにとどまったようです。

 '76年のインジャパンTV中継はモータースポーツに不慣れ(というより知らなかった?)故か、まるでマラソン中継の如くトップもしくはハントを映し続ける(=競り合いを映さない)不毛なものでしたが'77年にはリジェとフェラーリ(ラフィットとロイテマンだったかと・・・)のバトルを映す等、改善が見られました。
 しかしそういった数少ない良い材料もデビューしたての熱血ルーキーにしてのちの・・・

伝説のハードドライバー
ジル
G・ヴィルヌーヴ

 彼持ち前のレース魂の発露によるアクシデントによってかき消されてしまい・・・その影響でJapanese Grand Prixはたった2年でその幕を閉じたのでした。
 加えれば、そのアクシデントにのみに言及した悪意ある
(? モータースポーツに?自動車に?被害妄想???)
 新聞記事はスクラップして残す気にはならないものばかりだったのでした。

 しかしその翌年、また切り抜きを残してしまった事件がこの元祖ドリフトマスター(?youtubeを!)ロニーの死でした。

RP.jpg
(事故死といっても即死ではなく・・・)
RP1.jpg
(入院後それも血栓で、と・・・)

 RP2.jpg
  (この3枚は週間プレイボーイ誌)


 
 折しもセンセーショナルなクラッシュシーンが売りのレース・ドキュメンタリー・・・

「ポールポジション」

 ( モンド映画 ってはじめて知りました)

 が公開間近だったためかそれらのクラッシュはセットで記憶され、不幸なアクシデントの多かった時代・・・とされてしまった感があります。

  映画Rush劇中ラウダが

「・・・俺達の4人に1人が死ぬ・・・」

と発言するシーンがありますが、その通りに・・・レーシングドライバーのヒロイズムが蛮勇と同義語だった時代かも・・・。

 そしてそのロニー・ショック冷めやらぬ頃、ロータス総帥C・チャプマンの突然の死を受けて・・・当時の我々の機関紙 隔月刊 CG's に描いたのがコレです。

72.jpg 
(下描きなしのサインペン一発・・・)

 学生の作品としては結構イイセンいってるのではないでしょうか(笑)

  1. 2015/10/04(日) 17:37:25|
  2. Illustration&Work
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