Old soldiers never die, but fade away.

 
(在りし日のエリー)
 そろそろ雪が降りはじめるか、といった季節になってまいりましたが筆者の身辺、バタバタしておりまして・・・今年は飯山のやまもと社長の所から
stepvan.jpg
ステップバン
 を借り出す(笑)算段がつきませんでした・・・などと思っていたら彼の地は大地震!

 皆様のご無事願っております。

 現在、飯山の「くるま工房やまもと」にはアルピーヌという老犬がいますが今稿はその「アル」ではなく、前任者たる忠犬「エリー」についてのお話です。

 やまもと社長が独身時代、川崎在住の頃から飼っていたのがエリーです。当時そこ(井田ガレージ)には我々の
mgb
MGB
 が置かれており、自分が
「よし、乗ろう」
と思い立った時にはバイク(シャフトドライブのヤマハ・タウンメイト70=商用車)で取りに行ったものです。
 70ccの原付2種ですからヘルメット着用(当時原付はノーヘル)です。
 そのMGBの後ろに住んでいたエリーは突然バイクを乗りつけ降り立った顔の見えない怪しいライダーに対し、威嚇の呻り声をもらします。しかし、相手(筆者)が近づいてその匂いが届いた瞬間!緊張は解かれ・・・尻尾が振られます(^^)
「自分を、匂いで覚えてくれている」
犬好きにとってはなかなか嬉しいことです。毎回このコミュニケーションがあれば絆を感じるな、というのは無理な相談でしょう。

 一度逗子へ連れてこられたときなどは自分が散歩に連れ出しました。

 気分よく歩いていると・・・突然前足を踏ん張って動かなくなるエリー!
「何、何?一体・・・?」
やきとり屋さんの前でした(笑)
「これが食べたいってことね・・・絶対買ってくれるはずって感じだねえ・・・」
しかしこのタレでは・・・犬には塩辛過ぎです。
「わかったよ・・・」
数本買い、自分が一度口に含み(串から抜き)タレを落としてから与えました。もちろん自分も食べましたが(笑)

 口移しのコミュニケーション、ではありました。

 川崎時代はもちろん飯山に移ってからもやまもと社長はよくMGBの横にエリーを乗せて、もちろんフルオープンでドライブしたそうな。
 その姿を見た通行人の女性からはしばしば
「あの犬、カワイイッ ♡」
といった声がかかったとか(笑)
 そんな飯山での春先のドライブ、日陰のブラックアイスに乗ったMGBはコントロールを失い激しくクラッシュ!
 当然のフルオープンだったためエリーは放り出されてしまいました(!)
Bは全損になるほどのクラッシュです。そのショックで無暗に駆け出したのでしょう、

 エリーは失踪してしまったのです・・・。

 そして数日、事故現場近辺を探しても見つからなかったそうです。きっと
「エリー!エリー・・・」
声をかけながらの、しかも当てのない、さぞよ心細い捜索だったことでしょう。

 ところがそこで機転、「村内有線放送」に尋ね犬情報を出したところ・・・無事に見つかったのでした。
 そしてエリーは既に老犬でした。
 その事故の後すっかり老けこむというか「甘えんぼさん」になったエリーは以来室内で暮らすようになったそうな。めでたしめでたし。

 
 ここから今稿標題、D・マッカーサーの有名な言葉に関わる話になりますが・・・象や猫が、

 自分の死期を悟ると安住の地を離れ自らその場所(死地)に向かう

 という話を聞いたことはありませんか?

 エリーもそうだったように自分は感じています。

 ある日ちょっと目を離した隙に、すっかり室内飼いに馴染んでいたはずのに、どこかへ行ってしまったそうです。
まるで
「恩人たちの手を煩わせたくない」
あるいは
「もう自分がいなくとも、大丈夫だろう」
とでもいわんばかりに去った・・・ように感じるのは自分だけでしょうか。
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  1. 2014/11/23(日) 19:37:02|
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