Historic car event@China town:その2

 しし りゅう
(春節の中華街にカラフルな、ゴジラとマンダ現る・・・?)
 前稿の続きです。

 会場内外周の展示車両を見終わり、内側のショップブースへ。インドア・イベントはホント「楽」ですねえ(^.^)

 OS技研さんのブースにあったのが、オリジナルの(!)・・・
L型4気筒用コンバージョン、DOHC4バルブシリンダーヘッド。
OSG.jpg 
(展示用「仮り組み」でしたが、かえって解りやすく・・・)
 ちったあ内燃機が解る元鋳物屋(笑)として見ると・・・
 ノーマルL型の、熱害が懸念されるカウンターフローを改めクロスフローに、シム調整の不便には目を瞑りシンプルな(軽量かつ部品点数も少ない)直押しタペットとして高回転マージンを確保(←ツインカムは目的ではなく、そのための手段)4弁ポート+インジェクションで吸排気効率を追求・・・ってのは誰が見たって明らかですが(笑)そのシリンダーヘッド本体は・・・
 型抜きまで考え、高さを抑えつつなるべくプレーンな形状として鋳造不良を避け(歩留まりをよくし)型数(=分割線)も極力少なくして仕上げ部分を減らし(作業時間短縮=コストダウン)木型代をも節約する、という・・・

 エンジンはもちろん鋳造をも理解する「手練れ」の設計者による、性能だけではなくコストも考えた意欲的「作品」

 に見えました。こういった部品はちゃんとした図面が引けているのはもちろんのこと、アルミの材質から収縮率、熱処理まで指定しないと「製品」にはならないものです。「冷やし金」の跡もなかったことから、肉厚変化にまで配慮されている(あるいは加工部分で切削されてしまった?)のでしょう。In.マニホールドもキャブレター用に流用できるよう分割、加工代も設けてありました。
 L6用はコンプリートで車載、内部を見ることはできませんでしたが、同様と思われます。というか6発が先、だったのでしょう。
 設計に際して木型屋さんの協力もあったと思われますがそれにしても・・・凄い技術です。
 とにかく入念というか過剰というか(笑)制作者の執念ともいうべき熱意を感じるチューニング・エンジン、感服しました。

 続けて歩いて行くと・・・
 永遠ボディさんによる、コスモスポーツのアルミボディがありました。どういう経緯でこれが造られたのか今一理解できませんでしたが、銀白色に輝くベアメタルの車体、これも凄い技術でした。
 コスモのRサスは、通常のIRSほど車体側の局部剛性は要求されない一方、(通常の固定軸に比べ)バネ下重量の軽減により路面追従性の向上が見込める・・・リーフスプリングで吊ったド・ディオン、という珍しい形式なのですが実物は初めて見ました。
cosmo.jpg 
(アッパー・トレーリングアーム、ド・ディオン・チューブ、分割独立ドライブシャフト、横方向アームはなくリーフで・・・)
 そのほかにも・・・
 アルミやプラスティックにまでクロームをかけるメッキ屋さんとか、施工ではなくハードの販売でしたが(笑)マットなサンドブラストよりずっと滑らかな仕上げが望める「ウェット・ブラスト」屋さん等が目を引きました。どちらにもお世話になるような作品=自力レストア車・・・候補としては、ヴェスパ?ステップバン??それとも2CV???
ET3  FV.jpg
(この3車なら、独力でなんとかなるのでは?)
2CV_2015030812440046f.jpg
(available)
 手掛けてみたいものです(^.^)

 テクニカルタームはこれくらいにして(笑)物販ブースへ・・・
 今回のイベント、入場券になんと¥500の金券が付いていました。出店者の販売不振を避けるための主催者側の配慮、非常に効果的に見え、どの店も賑わってました。
 実際、三樹書房さんもイベント中に商品補充をしたそうです。

 旧車に限らず、モータースポーツ・イベント全般にまで広げるべき、とすら思いました。

 ミニカーその他なんぞ眺めながらぼちぼち歩いて行きます。同行U氏は
「初めて買った車だ・・・!」
と初代「豚っ鼻」チェイサーのミニカー(缶コーヒーのオマケ位の大きさ)をゲット。スポイラー類の付いているのを
「ノーマルに戻さなきゃあ」
とか言ってました(笑)細かいので大変でしょう・・・。
 などと、歩いてゆくと・・・ありました。マニアック古書店ロンバルディのブース。旧知の元同僚(?上司か)F氏の姿も。
 ご無沙汰でもあったので挨拶の後、新しい仕事のこと、関わっていたサーキットイベントの顛末等、近況報告を。

 さて古書の物色です。今回は2輪関連は持ってきていないようです、ちょっとがっかり(笑)それでも、こんな本が・・・
abarthbg.jpg 
(値付けは¥2,500でした・・・)
「これ下さい」
「2千円でいいですよ」
「ありがとうございます!では金券を使って・・・」
と大変リーズナブルに入手できました。本の内容はというと、まあ特に真新しいものはなかったものの、書店時代のキャプション書きの殺し文句
「ファン必携!」
といったところでしょうか(笑)
 このシリーズは、各車の「価値」を☆の数で評価するものですが、表紙にあるポルシェ-アバルトやランチア-アバルトなんてのは1車種づつしかないんですから、その相場なんぞあってないようなもの。その希少性ゆえ評価は ☆☆☆☆☆ にならざるを得ないでしょう。意外だったのは・・・
1964 OT850/130 Berlina そして OT850/150 Berlina
850.png 
(見た目これとほぼ変わらない、アバルトとしては大人し目のやつ)
 の評価が ☆ なのに対し A112 が ☆☆ だったこと。
「アバルトの中で、FWDの方が評価が高いなんて・・・!」
無責任なマニアの戯言ではありますね(笑)
 

 とまあなんだかんだ楽しめた、久々の旧車イベントではありました。

 芸文社さまのご尽力に感謝です。
 そして関係者の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。


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  1. 2015/03/14(土) 00:00:00|
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