2-3) マセラティ・シャマルのこと

002.jpg  
(sold)
 前稿自転車について相当書き込みました。興味ない向きにはさぞ???だったことでしょう(笑)
 しかしまだギア系の話題やホイールについても書かなければならない(?)ことがたくさん…
しかし筆者としても「くどいかな」と思わんでもないレベルなので…
 自転車は一旦休憩、前稿トップ画像にあげた赤いポスターについてお話しましょう。
しゃまる 
マセラティ・シャマル。
 マセラティ(マゼラーティとも)の、名門でありながらあるいはそれゆえの度重なる断絶と再興、その度に途絶えそして新たに書き換えられる系譜の中突然変異的に生まれた(生み出された)いわば亜種にして、孤高の武闘派。その総生産台数は僅か400台に満たない・・・といったその成り立ちについては自分のような門外漢ではなく高名な「シャマルズ」を筆頭とする、同車に惚れ込んだ熱い、気合いの入った方々にうかがって頂くとして・・・

 本屋時代、懇意にして頂いていたK氏。思えばきっかけは氏の腰痛でした。既に常連客として認識していたある日のご来店時、一見普通でしたが、隠そうとしても隠しきれない僅かなぎこちなさのある歩き方でした。伺えば
「判りましたか、腰痛で・・・」
とのこと。そこで即効性のある「膝裏マッサージ」

 うつ伏せに寝て、患者が信頼する(←ここ大事)施術者が患者の膝裏の、押すと痛みのある部分を人差し指1本で軽く繰り返し指圧。腰痛の度合いに比例してその部分の面積も増える・・・というもの (余談ですねえ・・・汗)

をお伝えしたところ
「信頼する、ね。妻にやってもらうからOK。」
とその日はお帰りに。 幾日かしてK氏満面の笑みで
「効いた!ホントに良くなった。ありがとう!」
以来一段と懇意にして頂くようになったのでした。

 そしてある日、自分が絵を描けることを知った
(そのきっかけはある日店頭で「納品中」に氏がたまたま居合わせた
一枚のウェディング・イラストでした。)
 氏から依頼が ・・・

「秋に日本平で行う、マセラティ・シャマルの生誕20周年記念のイベント、
その告知ポスターを描いて欲しい 。挿入する文言(伊語)のみ指定、
構図は任せる ・・・」

というものでした。断る理由はありません。
「是非!」
と即答。 同時に氏がシャマルズと知ったのでした。

 しかし自分は同車についてビトゥルボ一族
biturbo.png eg.png
(天才的キャブ・ターボレイアウトしかも左右対称、驚愕のタペット設計・・・)
のV8高性能版・・・程度の半端な知識しか持ち合わせない不勉強、関連資料の提供もお願いしました。
 重ねてディテールの画像送付依頼も再三・・・でしたが、快く迅速にご対応頂きました。

 資料を眺めながら自分なりに同車の魅力は、そのパワーや乗り味もさることながら M・ガンディーニによる独特のスタイリング、 それも特に見せ場は
 マッシヴな前後ブリスター・フェンダー
 Rホイール・アーチ形状
 Fウィンドシールド下端のウィング
 メタリックな「タルガ・バー」
 と理解しました。 実際同車、写真より実物の方が格好良いクルマ
(結構あります)その筆頭のように思いました。加えて 、
 塗色は赤と黒しかないこと 、そして
時計
 例のダッシュボード上の時計の形状・・・
 それらを盛り込んで 出来たのが前稿画像でした。ちなみに最初のアイデアスケッチがこれ。
PA0_0000.jpg 
(沢山のランダムな斜線は「色選択」の跡です)
 ほとんどそのまま変更がないことがおわかり頂けるでしょう。

 以前書いた通り「自分で撮ったショットしか描かない」と決めてからは常に写真を元に描いてきたわけですが、 今回はいわば

 イメージの具現化

 即ちかたちのないものを形にする、ということで実際には「ない」ものを描いたのは久々でしたが、楽しめました。

 その出来栄えには我ながら満足、せっかくの動き(前稿参照)が止まってしまうのは忍びなく
「作品はこのままで、文字はPC処理でのレイヤー合成を・・・」
とご提案したところ 、同車の孤高を自らの業として背負うシャマルズの方々のこだわり、その逆鱗に触れてしまったようで猛反対。 曰く
「手抜きだ!」
とのこと。 
 
 それでは!と気を取り直し、気合いのフリーハンドで文言描き入れ、完成したのがトップ画像です。
 実際書き込んでみると、ポスター出力屋に任そうと思っていた文字位置の調整はかなり微妙で 、とても他人には任せられない、自分でやって良かった・・・!と痛感したのでした。

 このイラストはいわば「公式」のもの
画像2  
として世界に発信され、 注目度も高く、評判も上々だったそうです。 素直に嬉しいです。

 もちろんシャマルズにもご満足頂けたようで、K氏からは後に 額装品をプレゼントして頂きました。
 それはもちろん我家にあります。


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  1. 2013/05/03(金) 20:08:58|
  2. Illustration&Work
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コメント

こんにちは。

十字野郎さんの記事を見てまた価値観が変わりました。

ビトゥルボ・・・。

レンジローバー。

ビトゥルボ・・・。

欲しい車が増えました。

幼稚ですいません。笑
  1. 2013/05/07(火) 17:01:01 |
  2. URL |
  3. オッサンA #-
  4. [ 編集 ]

Re: こんにちは。

オッサンA さま

> 十字野郎さんの記事を見て・・・

ありがとうございます。そう言って頂けると・・・励みになります。

> ビトゥルボ・・・。

マゼラーティは大昔からエンジンルーム内の左右対称といった美意識にこだわるブランドです。
ビトゥルボに関して言えば本来(原初は)キャブターボなので2つは必要ないにもかかわらず
各バンクから1つにまとめるのが面倒(?)あるいは左右対称にせんがためツインターボにし、
ついでにそれを車名にしてしまった、という性能とか適正とかを超越した(!)クルマです。
維持は大変だと思うのでお勧めはしませんが・・・マイクロデポさんのHPご参照下さい。
  1. 2013/05/07(火) 20:47:08 |
  2. URL |
  3. 十字野郎 #-
  4. [ 編集 ]

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