初勝利目前での失速:TOYOTA lost immediate First CARTwin,like 2016Le Mans.


(フィニッシュ直後のパドック・・・!)

 CARTもてぎ2000の話の続き・・・

 雨天順延の翌朝(宿の確保には難儀・・・w)晴れてレース・デイ。プログラムは順調に消化、決めのフレーズでエンジン始動!
「Lady & gentlemen,start your engines ! 」 
グリッドには注目の女性ドライバー(!)がいたのです。フレーズがちょっと変わっていました(笑)
 無事スタートが切られました。
 ローリング・スタートです。ポールのモントーヤは速いだけでなくローリング・スタートも抜群に上手く(F1でも何度かそのセンスを披露してましたねw)ティーム・メイトJ・ヴァッサー共々快調です。

 ここで日本では馴染みのないオーバル・レースについて・・・
 2つの直線を、バンクを持つ複数(2か4)のコーナーで繋いだ楕円形(長円?Dシェイプとかも)コースを周回するオーバル・レースは何より超高速が特徴です。バンクもその高速を維持したまま曲がるためにあります。一番スピードを出した者が勝つといういかにもアメリカ人好みの、シンプルさが魅力なのです。
 最長で2マイルのコースは高速ゆえ1ラップは短く(30秒以下)しかも300から500マイル(=ちょっとした耐久並みのレース距離)と周回数は多く給油は必須。当然タイアも、ということでピット・インも多く、当然ラップ・リーダー交替も頻繁になります。
 クラッシュがあった場合には安全のため即イエロー・コーションになるのもオーバルの特徴です。この時のピット・インも自由、順位変動の要因となります。
 またスロットル全開時間も非常に長いので、ちょっと右足を緩めるだけでもすぐ差がつきます(←鉛の足、なんて表現もw)。
 以上のような複数の要因が重なって、オーバーテイクの多さは通常のサーキット(彼の地ではロード・コースと言います)の比ではありません。ぶっちぎりの独走なんて絶対と言って良い程ありません。抜きつ抜かれつの連続に目が離せない、のがオーバル・レースなのです。

 以上の解説(?)から・・・
  全車最後のピットイン直後のポジションがリザルトに結びつく、のがお解り頂けるでしょう。
(そこまでは「流して」見るっていうMLBっぽい?楽しみ方もありますw)
matsushita コピー 
(My work,available.)
 話を2000もてぎに戻します。

 バッサーはレース中盤、トラブルでリタイヤ。
「同じトラブルがモントーヤにも・・・?」
とのファンの不安をよそに前年チャンピオンは快走を続け・・・ラップリーダーで最後のピット・イン。この後イエロー、ローリングがあっても
「奴なら、大丈夫・・・!」
とトヨタの、記念すべきCART(それも母国しかも敵地での)初勝利へモントーヤのピット・アウトを見送ると・・・

 なんと、まさかの失速!

 そのまま一周してピットインそしてピット・アウト!
「いったい、何が・・・?」
放送席を含め全く情報がないままモントーヤはスピードを取り戻し、追い上げを開始しますが時すでに遅し。
 トヨタのCART初勝利は潰えたのでした。
montoya.jpg 
 フィニッシュ直後、先にリタイヤして既に着替えたバッサーに慰められるモントーヤ。この時周りを見回すと、ジャーナリストはおろかカメラマンすら誰もおらず・・・自分だけの(!)オリジナル・ショットです。

 レース後の情報によると・・・
 最後のピット・インの際、給油担当者が誤ってエンジン最上部に剥き出しの・・・
matsushita コピー - コピー
ポップ・オフ・バルブ
 に接触(!)接続コードを外してしまったのが原因でした。
 最後の最後のピット・インではその、外れたコードを指し直した(!)のだそうです。

 先日のルマンでの最終ラップ。ストップしたドライバー中嶋は無線で
「No power ! 」
と訴えていたそうです。エンジンは回っていたもののターボの、過給圧が失われていたそうな。ピットでモニタリングできたのでしょう。そして原因が判らないままとりあえず電気的な再起動を試み・・・動き出せたものの回復は叶わず、という結果になった訳です。
 翻って2000もてぎ、ポップ・オフ・バルブのコードが外れたエンジンの反応は・・・?やはり2016ルマン同様
「No power ! 」
だったことでしょう。
 しかも同様にターボ過給圧を失って、なのでした。


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  1. 2016/07/03(日) 11:53:07|
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