Casting:Colors of Mg.マグネシウムの色・その2

CG増刊
(Lamborghini Miura wheel・・・Best styling ever! )

 マグ色、の続きです。

 自分の最初の車がコレです。
Suzuki Fronte Coupe GXCF
フロンテ 
(レアな前ベルコの4スポーク4.5-10、後ATSの5スポーク5.0-10)
 当時からMg.の色が大好きで、折角のアルミホイールをわざわざ自分で塗って履いてました。その頃はどこでも売っていた・・・
この缶スプレー
can.jpg
 (ただの金色、の類似品もw)
 の色は微妙に赤味が入った渋い色で、相当マグっぽく見えます。愛用してました。後にはモーターサイクルのキャストホイールまで・・・
カンパ5本スポーク
 こんな感じに見えるよう、このスプレーで噴きました。形は全然違いましたが(笑)
 

 自分がマグ色に目覚めたきっかけは大昔TVで見た映画でした。

(この傑作!についてはそのうち別稿を・・・)
 劇中登場するフェラーリ・グランプリカーの履くホイールが同社ストリートカーと全く同じデザイン(!)・・・
pit.jpg
 (=星形5スポーク)
 なところに痺れた少年十字野郎(変態?ですねw)は以来
「端部に薄さが見える」
鉄板プレスっぽいホイールを卑下し(?)滑らかで
「各部に肉厚を感じる」
鋳造ホイールに入れ込んでいったのでした。そしてそのフェラーリ・グランプリカーの履くホイールの「輝く銅色」にも魅かれ・・・その色こそ前稿のマグ色なのでした。
「この素晴らしい色のホイールはマグネシウムで、フェラーリくらいしか使えない超高級品」
と刷り込まれたのです。

 そして、その熱狂(?)に拍車をかけたのがトップ画像(の本とホイール)でした。
「この色、このデザイン。こんなにかっこいいホイールがあるのか!?」
そのデザイナー(スタイリスト)はCar Styling Design - BBSでの「ミウラ論争」再燃を恐れ触れませんが(笑)
 とにかく数多あるアルミホイールとは一線を画すそのスタイリングの素晴らしさ、独創性に惚れ込んだのでした。
 どれくらいの熱の入れようだったか、というと・・・
 のちにネットオークションでの出品を発見した時は(当然w)実車を持つ力も予定もないのに入札しそうになったり、とか似たデザインの・・・
mel.jpg
(代理店FETのカタログにはなかった)
 ストリートカー用ホイール(もちろん本家本元Campagnolo製、
でも4穴・・・)をPCDが合わないにもかかわらず買いそうになったり、とかしたくらいです(汗)
 一方、モーターサイクル趣味でも・・・
MV1.png 
フォンタナのダブルパネル・ドラムブレーキ
 の渋い肌とかにも惹かれるようになり・・・
 そうやってMC弄りが嵩じてゆくと、レースバイクだけでなく市販車でも極く一部にMg.が使われていることを知り、実例も見かけるようにもなりました。裏側が褐色の、ホンダエルシノアのエンジンカバーとかヤマハTY125のRブレーキ・シュープレート等です。自分の某イタリア車のクラッチ・ボスも例の「緑がかった褐色」でした。


 そして時は流れ’97年、春・・・
 なんと当時無職(!)だった自分は大森の職安
(当時日本一の登録職数とかw)で一枚の興味深いカードを見つけたのです。その紙面には
『・・・レーシングカーや工作機械等の部品の鋳造・・・』
とあります。
「これは・・・マグネシウム屋に違いない・・・!」
数日後スーツ姿の自分は綱島のその会社の応接室におりました。面接です(汗)
 そこにはその会社が過去に手掛けた部品の数々が展示されておりました。結構アバウトなところのある会社でしたから(笑)埃を被ってはいましたが憧れのレース・パーツです。一番目を引くのが大きな、10Jはあろうかという金色のホイール。センターロックでした。そして何かのインダクションボックス、燃焼室が6ヶ並んだシリンダーヘッドもあります。
「片バンク?・・・12気筒?F1か・・・??」
2輪の部品も、キャブレター、ジェネレーターカバー、スロットル・・・その興味津津さが伝わったのでしょう(?)自己紹介もそこそこに「見学会」となりました。面接の工場長(後の専務)が
『何か質問は?』
それを受けて自分
「ここにあるのはほとんど黒っぽいですが、よくある緑っぽいのは何が違うんですか?」
普通は業務のことを聞くところでしょうが(!?)

 そして目にとまった2輪の、片側ドラムのブレーキのハブ。
 わざわざマグで造るハブってのは当然レース用、それも多分ワークスパーツでしょう。良~く見ると・・・
 スポーク穴部分から外周部へ向けて角度をつけた「切り欠き」があります。ホイールをバラさずにスポークを(横から)交換できるようになっているのです。競技中の(?)メカニック作業時間短縮への配慮です。
 はじめからスポーク折損(とその交換)が想定されるような過酷な環境、そこでワークスマシンを走らせる競技?ということは・・・
「これはパリ・ダカ用ですか?」
『えっ?わかるの・・・?』
『凄いね・・・』
顔を見合わせる工場長と営業担当Kさん・・・。

 この質問が決め手となって自分は採用されたのでした(笑)


 本文中、エルシノアは文献からですがTYのドラムブレーキは実際に入手、最初の愛車である・・・
DT125M
DT125M
 に流用して使用しました。Mg.製ゆえ軽量化(それもバネ下!)になるはずでしたが、後に実測したらほとんど変わりないくらいでした(笑)
 まあRドラムブレーキなんてのはそんなに種類があるはずもなく十数年後に乗った同じヤマハの今度はロード、RZ125YPVSにもしっかり流用できました。全くモノ持ちの良いことで(笑)
 その時は前述の通りスプレーで「マグ色」にして、でした(笑)
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  1. 2016/08/21(日) 14:54:49|
  2. Magnesium&Race
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