書評:自分の車くらい、という熱意ある向きに!


(献本いただきました!)

 日刊工業新聞社さんの「自動車いじり関連最新刊」が届きました。ご厚意に感謝致します。


 懇意にして頂いている三樹書房さんの新刊
モータリゼーションと自動車雑誌の研究
 を通してやりとりがはじまったモータージャーナリスト 飯嶋洋治 氏。
 氏は参加型モータースポーツ誌「スピードマインド」編集長だった方で、その著作の最新刊がトップ画像・・・
もっと知りたい!自動車メンテとチューニングの実用知識
 です。早速一読致しました。

 自分はクルマ専門書店に関わっていた関係で、当時入手できたこの手の本、そのほとんどに目を通しています。
 その多くはメインテナンスに関しては初心者向け指南書か、自動車工学の解説に終始したもの、でした。
 一方チューニング・アップに特化したものは、そのHow toは詳しく書かれているものの全ては改造することが前提(!)チューニングとは良いもの(!!)というスタンス、でした。
 しかし、実際にそれらの本を手に取る層はそこまでやる、的なコアな人たちではなく・・・

 今すぐそこまで弄る(≒お金をかけるw)気はないものの、チューニングについては知りたい

 普段乗る(=ナンバーつき)車両でジムカーナやサーキット走行を楽しみたい

 自分のクルマくらいは自分(の無理のない範囲w)で弄りたい。小改造も。

 といった向きが圧倒的に多いことは自分の経験から断言できます。

 そして本書はそういったいわば中間層(笑)向けの自動車弄り関連本、その決定版(!)と言えると思います。

 著者の長いモータースポーツ参加経験に基く「等身大の」自動車メインテナンス&チューニング知識。それらを解りやすく、正しく順序立て丁寧に解説してあります。そしてそのスタンスはチューン前提ではなく
「こうすると良いのだけれど結構な手間だし、お金もかかるし、あくまで決めるのは貴方・・・」
という、読者への慈愛に満ちたもの(笑)なのです。

 かつては初心者だった著者がこれまで習得してきた、実際の作業と構造等自動車工学関連知識、その過程、実体験をなんとか伝えたい
「書かずにはいられなかった」
感が行間から垣間見える、見た目やその筆致よりずっと「熱い」本と感じました。

 当初は各論的に各項目詳しく書かねば、と意気込んでおりましたが蛇足と思えてきたので(笑)以上と致します。


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  1. 2016/11/06(日) 13:17:59|
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