Grand Prix

エキパイ
(スタートシグナルではなく、テールパイプ。6分割画面)

さて、先週の予告通り・・・
gpv.jpg
映画「グランプリ」について。

 この映画は、J・フランケンハイマー監督が1966年シーズンのF1に帯同し撮った実際の映像をふんだんに使い練り上げた、レース映画の金字塔とも言うべき作品、176分(!)という大作です。

 当時の、今よりもずっと貴族的だったグランプリの世界、モータースポーツの魅力、華やかさ、それを取り巻く人間模様そしてその暗部まで余すことなく鮮やかに描き出しています。
 しかも驚くべきことに半世紀前のレースシーンにもかかわらずそのストーリー展開、空撮、車載をも駆使したカメラワーク等、今の目で見ても少しも古くない(!)
 この作品以降に撮られたレース映画で比肩しうるものは・・・
RUSH  ルマン
幾つか
 ありますが「超えた」ものはないように感じます。

 もし熱心なレースファンでこの「グランプリ」未だ見たことがない、という向きはネタバレもあります、今稿読むのをただちに中止して映画鑑賞を先に(笑)


 まあ映画全般についてはこれくらいにして(これ以上は余所でw)
 以下に、マニアックな視点で本編から読み取れたディテールについて。


 まずそのオープニング。
 当時の自動車マニアでもなんだかわからないくらい「尖った」そのメカ描写で見る者の度胆を抜きます。
 トップ画像同様、空気圧チェックといったメカニカルなシーンが・・・
エアバルブ
最初はアップ、から4、6・・・と細分化されて行きます(!)
  スライド
スライド・スロットルの動きなど・・・
  当時は見たことない人がほとんどだった筈です。この
「なんかよくわかんないけど・・・すげえ!」
という印象は全編通して、誰しもが受ける感覚ではないでしょうか。
 それは、たまたまこの長い映画をTVで(2週にわたって前後編、でした)見た子供にとっても同じでした。
ホイヤー 
(タグの付かない真正,、ホイヤーの3連ストップウォッチ!)
 こういったメカニカルな周辺機器も含めた、よくわからない魅力!?
 のちに立派な(?)マニアとなる少年十字野郎の自動車原体験、といえるでしょう。

 この後’71年、大人向けのTVアニメ、を標榜してはじまった新番組
「ルパン三世」
その初回、レースを舞台とした・・・
「ルパンは燃えているか・・・・?!」
LⅢ
(4分割画面、もそっくり・・・)
 を見てこの映画との近似性を子供ながらすぐに理解できたのは、なぜか嬉しかったものです。
「俺はこれの元ネタを知っているぜ」
といった、いかにもオタクな
(当時まだその表現はなかった・・・)
喜びだったのでしょう(笑)

リント 

この稿、続きます。

スポンサーサイト
  1. 2017/01/22(日) 15:08:10|
  2. Movie
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Drivers@Grand Prix | ホーム | TANK:ミスター・タンク>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://italiancarlover.blog.fc2.com/tb.php/220-0f8f8afa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)