Remarkable Dovi

aus gp
(マルケス渾身のアタック!)


 先週のモトGPオーストリアご覧になったでしょうか。

 ロッシ・ファンにとってはちと不満が残る結果かもしれませんが(笑)
 レースに興味のない自分の同僚でさえ、たまたま見ていて
「凄かった!見入ってしまった」
と言っていたくらいの素晴らしいレースでした。

 すべては最終ラップ(=トップ画像)に集約されますが、#04ドヴィツィオーゾの安定性が際立ったレースに見えました。

 「出入り」の激しい(笑)熱い走りでトップのドヴィを追い立てるマルケス。楽しんでいるようにも見えましたがチョロチョロする、と表現できそうな速いながらも不安定な走りはチャンピオンに望まれる・・・
 横綱相撲(←日本人だけかw)
 とはかけ離れた粗いものでした。軽い接触も度々あったようです。
 対するドヴィはあらゆる局面で冷静に対処。彼我の差を理解し抜かれたら別の場所で抜き返す、安定したものでした。

 そして問題の最終ラップの最終コーナー。
 こりゃコースアウトだろう、という勢いでアウトから侵入エイペックスで前輪を前に出すことに成功したマルケス。
 対してドヴィ。
 こういったシーンで多くの、血気盛んなライダーのする選択
「奴より速くコーナーを抜ければいいんだろう」
といった限界の突っ込み!
 ではなくドゥカテイの長所を生かした立ち上がり重視の侵入を選んだ彼は、真横間近で暴れるマルケスをギリギリで避けつつ狙い通り加速で引き離しチェッカーを受けたのでした。

 普通だったら、両者接触で転倒!?と思えるシチュエーション。
 あのスピードあの姿勢あの位置からコースアウトせずに戻ってこれるマルケスのコントロール能力は驚異!の一言ですが、冷静にそれに絡むリスクを避けたドヴィ。彼の余裕は抜き去った段階で
(チェッカー前に!)マルケスに対して抗議の(?)左手ハンドサインを出せたことでも証明されるでしょう。

 思えば昨シーズン移籍した

ドゥカティで自身2勝目 

 を上げ名実共にトップライダーの仲間入りしたと言えるドヴィ。
 今シーズンはムジェッロ、カタルーニャと連勝しています。ちなみにイタリアでは体調不良(!)にもかかわらずの勝利。続くスペインでは
「・・・不思議な勝利だった・・・」
とのコメントを残しています。これには
「さほど頑張らずに勝ててしまった」
「来ると思っていたが来なかった」
「相手が勝手に脱落していった」
というニュアンスが込められているのではないでしょうか?
 これこそ、アスリートが半ば無意識の内に持てるポテンシャルをフルに発揮できる状態、いわゆる「ゾーンに入った」状態を表しているように自分は思います。
 そしてそれは、ホンダ時代は安定性はあるものの鋭さは今一、昨年ドゥカティで一流になった彼が今シーズン遂に「超一流」になった証、なのでしょう。

 ドヴィツィオーゾ、2017チャンピオン候補です。

 そして今シーズン、ロッシやビアッジのような頭抜けた超天才
(=最初から恐ろしく速いw)
 ではないライダーが「開眼」するのを目の当たりにできる幸せ、を感じています。


スポンサーサイト
  1. 2017/08/20(日) 13:53:19|
  2. Moto
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<My works | ホーム | HRD WH125 Silver Horse:Kit form>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://italiancarlover.blog.fc2.com/tb.php/250-2e564d32
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)