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シトローエンBX:ダッシュボード割れ:その2

 BXのダッシュボード補修
 の続き。
 出来上がった木型にアルミ板を当て
「ままよ」
と叩きだすと···
20190923_102849_2_convert_20190929195721.jpg 
 意外や順調に(?)形が現れだしました。
「おお、俺って天才?」
実は以前···
板金 
ステップバンのフロア修理 
 で若干の板金はやったことが。
 その経験から、鉄板は叩くと
「U字形に反ってくる」
ことはなんとなくわかっています。
 しかし今回は極僅かとはいえ凸曲面なので
 ただ叩いているだけでは
 板の両端が次第に木型から離れて
(=反って)きます。
 それを踏まえて
 時にはアルミ板を型から浮かすようにして
 細かく文字通り
「打ちつけるように」
叩き進め
 こんな感じに仕上がりました。
20190923_154628_2_convert_20190929200144.jpg
かなり打痕が目立ちますが(笑)
 これにベルトサンダーをかけてペイントすると
 かなりいい感じに仕上がりました。

 その両端に固定用の穴を開け
 それをダッシュボードに当てて
 取り付け穴を開けたら···
 ダッシュボードに新たなクラックが(!)
 樹脂自体が劣化で全体がパリパリになっているのでしょう。

 仕方なく
 新しくできちゃったヒビもカバーできるよう
若干長くした···
Mk.2
 を叩きだすことに。
20190928_154933_2_convert_20190929195758.jpg
(手前がMk.2)
 最初のものは0.5mm厚でしたが
 その厚みでこの長さの在庫(?)がなく
 仕方なく0.3mm厚を使います。
 柔らかく
 慣れもあって早く叩けましたが
 打痕はより強く残ります。
 薄いのでサンダーもさほどかけられず···
 画像のような仕上がりとなりました。
 
 この打痕を目立たなくするには
 ダッシュボード全体の一体感
 を上げるほかありません。
 というわけで先日の···
20190804_120729_2_convert_20190804131855.jpg 

メータークラスター交換

 で色を合わせきれなかった既存の「蓋」を含めペイントすることに。
 ガゼットの方にはまず「プラスティディップ」をたっぷり吹き、乾いたところで
 同じゴム塗料を今度は「点吹き」して
 表面を「梨地」っぽくし
 改めて
 「蓋」と一緒にクラスターと同じ色に吹き
 同様につけ消しクリアを吹きました。
20190929_141635_2_convert_20190929195845.jpg
(同色!)
 打痕はこれぐらいに落ち着きました。
 そしてガゼットの裏にブチルテープを貼り
 ダッシュボードの割れによる「浮き」を
 抑えつけながら接着します。
 接着力はテープに負い(笑)
 取り付けビスは強く締めつけるのではなく
 ダッシュボードからの「浮き具合」が
 均等になるよう締め込み···
20190929_145439_2_convert_20190929195911.jpg
できました!

 心配だった打痕も気にならない程度
(個人の感想ですw)
 に収まっただけでなく
 アルミ板の薄さゆえか
「本革」のような質感にも見え
(個人の感想ですw)
 いずれにせよ···
20190929_145526_2_convert_20190929195936.jpg 
 手作り感D.I.Y.感溢れる微笑ましい仕上がり
 (?)になったのではないでしょうか(笑)

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  1. 2019/10/07(月) 14:11:08|
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