7-1)右ハンドルか左ハンドルか

 
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(available)
 このところ毎週末更新に集中しており過去ログ顧みる機会もなかったのですが先日、何げなく見直してみると・・・
 赤面ものの文章はさておき(笑)各稿翌週の更新時には通常、多くても三つの「拍手」が知らぬ間に増えているのを知り、驚きました。
 感激です。
 5-0)NBロードスターが唯一負けを認めたオープンカー稿など9拍手も!支持してくださる方がいるだけで励みになります。実際Log(=日誌)といいつつタイムリーなことは書いていないので(笑)時節がない分(続きものはあるとはいえ)どこから読んでいただいてもいいようにしたつもりでしたが、そのように楽しんでいただけていることが察せられ大変嬉しく思います。
 今後ともよろしくお願い致します。
内装1
(自車、今朝の画像)
 さて前稿、ハンドル位置についての話題でしたが実際のところ、メカニカルな問題は抜きで右と左どちらがよいか考えてみましょう。
 まあ我が国では右が基本なので右については論じず、左のメリットとデメリットについて掘り下げてみたいと思います。
 まずメリットから。
 日本のトップ・ラリードライバー 新井敏弘 曰わく
WR.png 
「右の方が器用なんだから右でシフトすべき!」
実際彼のラリーカーは国内用でさえLHDのものがありました。とはいうもののパドルシフト全盛となった今日、左のマニュアル自体絶滅危惧種、現状
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500のアバルト
くらいしか思い浮かびません。ちょっと前なら
brc.jpg 206.png
 バルケッタとか206RC
とかがあったのですが。
 次は自分の経験から。まず助手席の人には申し訳ない話ですが(笑)

 オフセット衝突が怖くない

 が筆頭に挙げられます。片側一車線、狭い一般道といった対面通行における衝突接触の恐怖あるいは不安(=緊張)の軽減効果はかなりあります。右に慣れてしまうと感じなくなってしまうレベルですが普段、よりリラックスして運転できるのは確かだと思います。
 次に、ある意味当然、どうってことない些細なメリットですが

 左に寄せやすい

 があります。些細な、とはいえ左側通行で道も狭い我が国では駐停車の際、左に寄せる場合がほとんどなので、その恩恵即ち
「自車をこすらない安心感」
を味わう機会、実は非常に多いのです。
 この実体験に基づく2点、双方とも「安心」に直結するものです。この2点が
 外車らしい、目立つ、格好いい、姉ちゃんに声かけやすい(笑)

 といったどうでもいいメリット(?)を超えて、古くから少数ながら根強い左ハンドルファンが存在する理由だと自分は思っています。
 同時に、車を大事にする気持ち、外車が「財産」だった頃の気分を表しているようにも思います。ところで
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道路清掃車
をご存知でしょうか。業務上あの巨体を道路の両脇ギリギリに寄せなければならない道路清掃車。実はあの車両にはハンドルがふたつ左右にあるのです。左ハンドルの寄せ易さを端的に物語る事例でしょう。

 そしてスポーツドライビングに際してもうひとつ。
 ある意味前述の寄せ易さと同義なのですが

 左コーナーは非常に攻めやすい

 ということがあります。低く座る車で左イン側のガードレールに自分の左肩を擦りつけるように走りぬける感覚は、車体をリーンさせるバイクにも似て、とってもエクサイティング!もしガードレールが左肩から離れていったらアンダーステア・・・といった具合に非常に直感的な運転が楽しめるのです。
 とメリットはこのくらいにしてデメリットは、というと・・・まず

 乗降性の悪さ

 が挙がります。寄せ易さをいいことに思い切り寄せると・・・ドアが開かない、降りられない(=そのスペースがない)ということになります。
tr.png 348.png
テスタロッサや348
といったサイドラジエーターのフェラーリはドア自体の厚みが30㎝近く
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美しく降りようとするとガードレールから1m近く離れて停めなければなりません。ちなみに全幅も2mと路駐には都合3mのスペースが必要で、
「ちょっと街乗りはできねえなあ」
と感じました。実際

 エレガントに降りられない

との理由で左ハンドルを敬遠する女性ドライバーもいるはずです。ちなみに助手席オンリーの妻は、特に和服の時美しく降りられる!と左ハンドル肯定派です。
 デメリットの話に戻しましょう。次なるデメリットは

 追い越し&右折時の視界、見通しの悪さ

 です。対向車が見えない、ということですね。追い越しの際、対向車を確認するため、いくらオフセット衝突が怖くない左ハンドルとはいえホントに衝突しそうなくらい(笑)対向車線にはみ出さなければならないのでした。これは右折時も同じです。矢印信号が出る前に「様子を見ながら」ささっと右折する、なんて芸当は相当難しいです。
 と、こんなところだと思います。結論に向かいましょう。自分としては結構左ハンドルに肩入れして書いたつもりでしたがどう感じられたでしょうか。
 ところで、3段階評価でオール2と3と1が混じって平均が2、どちらが好きですか?自分は後者です。たとえ大きなマイナスがあってもそれを上回るプラスがある方が魅力があると思いませんか?
 左ハンドルのメリットは右ハンドルでは経験し得ない素晴らしいもの、デメリットを超える魅力があると自分は思います。左ハンの美点だけ見れば右ハンなんて左右均等に
「どっちも曲がりにくいだけじゃねえか!」
と思います(笑)
 でも・・・大事なフェラーリをガードレールから3mの所に停めて車から離れるのは勇気が要ります。それらを踏まえると・・・

 車幅が狭い(=5ナンバー)という条件付きで左ハンドルがベター!

 としておきましょう。
 異論反論お待ちしております。既に絶版ですが
こんな本がありました。
 著者は元運転手、文章はちょっとゴツゴツして読みにくいのですが、本稿に最期までお付き合い頂けた方なら(笑)楽しめると思います。 

 トップ画像は左ハンドルのMaserati Birdcage(←バードゲージじゃなく
鳥籠「ケージ」です、お間違えなきよう・・・)
 ラグナセカでのショット、自信作です。
  
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  1. 2013/09/27(金) 20:55:07|
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