2-15)鳥籠

 
ハンドル位置の話題から再掲・・・額装¥100,000)
 しばらく下世話な(笑)Ordinary carや2輪の話題が続いたので本来というか、Exotic carと絵のお話をひとつ・・・
 Maserati Tipo61 `Bird cage' Fエンジン・チューブラー・スペースフレーム車の究極のかたちです。究極という意味ではミドエンジン車ですがLamborghini Countachのスペースフレームも、その複雑さでは負けていませんが愛読書

スーパーカー誕生
によると同車のそれは
「設計当初の鋼板モノコックをパイプの組み合わせで再現した」
ものなのだそうで、スペースフレーム車として生まれたものではないそうな。余談ですが。

 以前「メカを描くのはイラストじゃなく製図・・・」とメカニズム・イラスト・コンプレックスがあったことを述べましたが同じ頃見た一つの絵に少なからぬ衝撃を受けたことがありました。
MO3.png
MVアグスタのレースバイク、その「コクピット」
 こういうメカニカルな部品だけを描いていながら「製図」にはない暖かみと、それら部品の集合体であるマシンへの憧憬をも同時に表現しているこの絵の作者はテクニカルイラストレーター大内誠氏。
 氏はなんとCGs創設メンバーなのですが、当時は恐れ多くてお話しなどできませんでした(笑)しかし今では知己を得、よいお付き合いを戴いております。 この絵を見
「こういうのもありなんだ!」
と感銘を受け、触発され取り組んでみたのがトップ画像のバードケージなのでした。とはいうもののこの構図、それを狙ってのものではありませんでした。

 ラグナセカの広いパドックで、有名なこの車を発見、撮影しようと近寄ってみると・・・知ってはいましたが
23.png
とにかく格好悪い
というか美しくない!設計者氏の
「車はメカニズムなのだ。ボディ(=スタイリング)など
 メカを覆う外皮でしかない、最小限で充分・・・」
との声が聞こえてきそうな、何の洒落っ気もないスタイリング。ビジネスライクというか、美しく見せようなんて気はサラサラない、醜いの一歩手前
(失礼)の同車を前にカメラアングルに窮した自分がおりました。
「こりゃあホントに外皮じゃなくメカを撮るしかねえなあ・・・」
といわば仕方なく(=必然的に)撮った1枚がトップ画像イラストの元となりました。そのほかには全景が1枚と都合2枚。普通自分はアングル違い、各部ディテールと1車10枚以上は撮るので、いかに少ないか、ですね(苦笑)
61.png
(細いストレートパイプを各パート間に「編み込んで」ます)
メカニズム的には見どころ満載戦績も申し分なし、ゆかりのドライバーもきら星の如し、でも格好悪い・・・という稀有な車、自分の中では評価に悩む「名車」ではありました。
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  1. 2013/12/01(日) 09:31:29|
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