8-2)ステアリングの話:つづき

かっこいい
(For Sale!前稿参照)
 エアバッグの標準化で自動車カスタムのいちジャンル「ステアリング交換」はすっかり廃れてしまいました(代わってハンドルカバーなんてしょうもないもんが復権しているようです・・・)がステアリングの話、続けたいと思います。
 昔はスピードショップに何十本もぶら下がっていたものですが、自分が最初に買ったスポーツステアリングは小径12インチの革巻き、シルバーの
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Moto-Lita。
当時の愛車フロンテクーペ用に青山ピットインで買いました。
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選んだ理由は専らスタイリング!大きいホーンボタンにやられました。
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(これは別の黒スポーク版)   (ピンボケですが・・・これしか・・・)

今思えば当時入れ込んでいたポルシェターボ(笑)
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(↑ ちょっと似てる、でしょ?)
 のイメージもあったのかもしれません。MomoやNardiではないマイナーブランドってところもよかったです。逆に英国製!なんてこだわりは全くありませんでした。フロンテクーペ用モトリタ・ボスなんてものはあるはずもなく(笑)当然アダプター使用です。
太いリム、ソフトな握り心地とスポーク部分から、
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巻き込んであるパッドが覗ける(!)
 といった「手造り感」が魅力でした。
 いっときモトリタの偽物が出まわったことがあります。見た目はそっくりでしたが感触はまるで違い、外周のエッジもなく円断面・・・と一度でも経験があれば直ぐに看破できる代物でした。
「やっぱり本物には触れとかねえと・・・」
と思ったものです。

 自分が出会ったレアなステアリングの筆頭としてMOMO GTがあります。特にデザインが凝っていた訳ではなく一言で言えば同社の定番、
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Proto Tipo
 の穴なしタイプです。ツインキャブのライフにφ320の小さいやつが着いてました。このGT、正式ラインナップにあったかどうかも不明です。広告でも未確認。ひょっとしてパチモンかも?もちろん以来見たことはありません。 

 ランボルギーニやランチアに標準、をうたっていた
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Ferrero。
 マイナーですが意外に歴史あるブランドのようです。フェレーロは、
「指先に当たるステッチがない」
のも売りだったはずなのに、ショップで見つけた
「ストラトス・レプリカ」
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(このナルディってのはドライバー?)
 にはしっかりと縫い目が!
「よもや量販店向け・・・別ライン?」
謎でしたが、とりあえずレアなので友人のジェミニ(=GMのJカー。ZZ-RじゃなくLS/G、古っ!)に着けさせました(笑)
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(これがストラトスの本物)

 当時は自分、革巻き一辺倒でした。元々革好きでしたから。ところがある日転機が訪れました。カーグラで
「革巻きステアリングのステッチ、実はダミーでただ縫いつけてあるだけ。実際には接着剤で・・・」
との記事を読みショックを受けたのでした。
「・・・縫ってねえんだ・・・」
以来革巻きに幻滅しウッド派に鞍替えしました。前述のモトリタのように
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手縫い(!外周エッジはリムを貫通するスポーク材ゆえ・・・)
 でやってる所もあるにはあるようですが、革巻きを手に取るたび
「これはどっちなんだろう?」
と疑心暗鬼になるなんてまっぴらでした。まあ今なら見て判るようにはなりましたが(笑)それにまだ製造過程で
「蒸気曲げ」
(↑ 木目が周を画いていないと割れてしまう)といった工程が残るウッドの方が工芸品っぽいではないですか!
 加えて、旧くなって傷んでも(するしないは別として)レストアできそうなところがいいです。知人にギター職人もいることですし(笑)それに比べると革巻きのDIYレストアはちょっと手に余る感じです。外注の余裕もありませんし(苦笑) 
 前述MOMO GTは革の状態が非常に悪く、直しきれなかったのが残っていない理由です。

そしてY10にはこれを着けました。モモの確かモデル名Benetton。
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(この画像もピンが・・・これまたレアなAutobianchiホーンボタンと)
 最初は、スポーク部のマットな表面処理(ヘアライン+ショットブラスト?)にやられて同じベネトンでもこっち(↓)にしようかと思ったのですが・・・さすがに唐突なので止めました(笑)
$T2eC16ZHJF0E9nmFSvJ1BQGPwFK7Lw~~60_35
(良い色でした。時々着け替える?お洒落さん向きですね)
 先にペダルをOMPのアルミ製穴開きのものに替えてあったのでデザインの整合性というか(笑)見た目のマッチングを考えて、でした。ペダルに合わせOMPも探しましたが同社ラインナップには(ある意味当然)ウッドは一種しかなく他もラリー色が強過ぎるので却下、でした。
 内装1
(ペダルとシフトノブを・・・)
 このステアリング、ヘアライン仕上げのT形スポークのスタイリング、親指のかかる部分左右の「くびれ」とそのタッチ、ウッドの色味が薄過ぎない点とか気に入りましたが、リムが太く繊細さに欠ける感じが不満でした。ところが不思議なことにシフトノブを同じモモの、アルミ/ウッド混成のものに替えたところ気にならなくなりました。
 掌に木、指先に金属、と感触が揃ったからでしょうか。同じフィロソフィーで造られたプロダクトってことなのでしょう!

 やっぱりじかに触れる部分は大事ってことですね。

 このシフトノブ、簡単には付きません。
 Y10のオリジナルはノブ交換不可の「鋳込み」シフトレバーです。知らずに外そうと無理矢理こじるとノブ内部が崩壊、外れないまでもグダグダになってしまいます。そうなってしまっているパンダやY10はきっと多いことでしょう、金沢号もそうでした。
 ご多聞に漏れず自分も同じ轍を踏んだのですが・・・(笑)リカバリーとして

 オリジナルレバーを切断、ネジ切り加工、汎用エクステンションを追加

 してようやくMOMOノブが装着できたのです。
 やった甲斐はあったと思います。
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  1. 2013/12/22(日) 08:04:18|
  2. Old Car
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