フォールディング・バイク:2 &万能川柳

 万能川柳 
(毎日新聞朝刊3面左下方です。)
 
 自分、毎日新聞の人気投稿欄「万能川柳」に投稿しはじめてから2年と少しになりますが昨日、3回目の掲載となりました!結構嬉しいです。例の「悪法」成立を受けての句ですから掲載までのタイムラグはおよそひと月、投稿句数は万単位!選者仲畑氏自身が「運」と言う程の狭き門なのです。過去の入選作には

 20年続けば不況じゃなく普通

 なんてのもあります(顔印頂きました)常連目指し今後とも精進します。
  MK1.jpg
 とタイムリーな話題のあとはピクニカの話、続けましょう。

 これまでの幾多の(笑)自転車改造から得た教訓の一つとして

 消耗品にレアものを選ぶとリプレイスが大変

 というのがあります。新品はおろか入手自体が困難あるいはあっても高価、安くは絶対買えない!てな具合です。それを踏まえピクニカレストアではまずホイールの変更が望ましいということになりました。なぜならオリジナルのタイアは今ではほとんど見かけないイギリスサイズ(=WO)入手困難は目に見えてます。しかし同じ16インチでもアメリカンサイズ(1.75×16HEとか)ならホームセンターで売ってます。迷わず後者!ですがそれにはホイールの組み直しが・・・。というのもWOとHE、リムは全く互換性なくスポーク長も違うのです。傷んではいるもののオリジナルリムは再メッキを充分受け付けるであろう高級品でしたが錆びたハブと共に再使用せず、ホイールを新たに組むのではなく

 他車からアメリカンサイズのホイールをそっくり移植する

 ことに決めました。
 また、ブレーキアーチが1ヶしかないのは前稿の通り。
ブレーキレバーは半端な在庫(新品)が一つ
bc - コピー (3)
(これを組む際、バーに沿っての曲げ作業失敗で折損、買い足した残り・・・)
 この組み合わせでフロントは確定。
 でリアは?
 レストアコンセプトである「ずっとあった」感のため、フロントのそれと同じようにやれたブレーキアーチをそれも一つだけ入手するのはかなり困難です。見た目妙に浮いたRブレーキをつけるぐらいならば
「いっそブレーキアーチはなし!」
とRホイールをコースター・ハブ(=ハブ内蔵逆回転ブレーキ)仕様にすることに決めました。さすれば外観上の違和感なし。加えて流行りのピストに通ずるシンプルさ(&軽量化?)も手に入ります。
 コースターの16インチ、となるとアメリカ製子供用BMXです。部品調達はまず最初に、ネットオークションでカテゴリー:自転車、車体「子ども用」を探すことになりました。
 そしてほどなくSchwinのジュニアBMXが2千数百円(!)で落札できました。そのワンピースクランクは130ミリしかありませんでしたがホイール以外は使わないので問題なし。こうやって要らない部品が増えていくんですねえ(笑)
 取引連絡の際の出品者からの質問
「お子さんの身長は?」
には苦笑。
「(子供用を)自分で使う・・・」とは言えません(笑)その後次々に部品を落札していきます。
 首長ステム(日東テクノミック、新品・現行)
 オールランダーバー(当時表記、日東、中古、付属旧ステムは転売・・・)
 シートポスト(アルミ製、φ34と極太、新品・現行)
 サドル(セッレ・イタ-リア初代「アナトミック」新品デッドストック)
 BB(フレーム構成上幅広特殊サイズ、コッタレスに変更、中古)
 クランク(スギノ・マキシー、48Tシングルかしめリングタイプ、中古)
 ペダル(三ヶ島シルバンツーリング、新品・現行)
 実際入手した部品はこれだけです。
(意外に少ないと思いませんか?自転車ってこんなもんです・・・)
グレーキワイア/アウター、チェーン、ブレーキシュー、バーテープ、バーエンド(=ワインコルク!)は手持ちのものがありました。
 部品が揃ったところでフレームの錆落とし、修正そしてペイントです。剥離剤は使わず、錆落としと旧ペイント剥がしを兼ねて
ベルトン
 で荒っぽく研磨していきます。少々旧ペイントが残っても構わず進めます。同時に各所にあるガゼット(補強当て板)の端面の仕上げ、キャリア、泥よけ用ダボ等不要突起物のカット等をします。
 シートパイプ上端(切り口)はイタ車っぽく凹加工も(笑)
 僅かに曲がっていたシートステーは力ずくで引っ張ったら直りました。材質はCr.Mo.ではなくハイテンション鋼なのでしょう。
 美しさは求めないレストアコンセプトゆえの荒っぽい下地にガンガン使うつもりでもあったのでペイントにはひと工夫します。
 
自転車の塗装はとても難しいのです。
自分の缶スプレーテクニック
を持ってしても(笑)細いパイプ全周を同じ肌で吹き上げるのは不可能(=磨きが必要)です。磨きはできればやりたくないし(笑)今まで行った自転車塗装では適当に吹いた後、艶消しクリアをトップコートして一時流行った「ソフトタッチペイント」風の仕上げを多用し磨きを回避していました。
 今回下地にはサフェーサーも省略、クルマのボディ下回りに使われる食い付きの良い黒いゴム塗料「チッピングコート」を使いました。よく欧州車のドア下部とかにある「ブチブチ塗装」です。それを全体に吹き、その後ホワイト(=発色のためのベースコート)その上にピンクを吹きました。

 この凸凹仕上げは塗膜に柔軟性と厚みがあるのでキズに強く

(キズついても白、次に黒が現れるだけ、金属面には届きにくい)

TS3Q0170_20130812150855908.jpg

(表面の凸凹、削ったダボ、シートステーのキズ、判りますか?)

 もしキズがついた場合でもその補修は平滑な面ではないので
 
 部分マスキングで気楽にできる

 のが最大のメリットです。また敢えて面を出していないのでピカピカにもなり得ず、古~い感じも出て狙いはバッチリだったと思ってます。
 最終組み付けの段階で問題が発生しました。
 現在では普通Fハブのアクスル幅は100ミリですが当時一部に97ミリのものがあり正にこれがそれでした(!)
「前輪組み直しか?」
とも思いましたが、ものは試しとBSオリジナルとシュインBMXのハブ分解してみると・・・ベアリング部の規格は同じなことを発見!シュインにBSのアクスルを組み込んで解決しました。
 またさすがは子供車、というか「見えないコストダウン」というか荷重に合わせてということでシュインのハブ、ベアリング部にはボールが半分しか入っていませんでした。ボール、追加してます。


実用車なので

M.png

モールトンのスタイリング

に倣ってオシャレな(?)籐籠キャリアを着けました。

キャリア

ベースのパイプはなんとママチャリフレームのダウンチューブ(!)ヘッドパイプ部分の一部をを合わせて切り取り「取り付けフランジ」としています。

表面 
(全体をシルバー、付根を車体色の塗り分け、大正解でした!)

 取り付けはホースバンド、あり合わせのベース板(何かの木箱の蓋)をΩ型ステー2ケで取り付け、その上に籠をネジ止めしている、といういわば
「ホームセンター・スペシャル」
です(笑)カッコ重視で小ぶりの籠(100円!)にしたためあんまり荷物は入りませんが(笑)強度面に不安もあるのでこれで・・・。

 といった訳で、BSピクニカ「いちごミルク号」(←色と表面処理から)が完成したのです。

 乗り味の方は・・・
 フレームは、BSにとって初の折り畳み車です
「万が一にも折損等があってはならない!」
ということでしょう、かなりの強度マージンが与えられているようで剛性は高く、かつての記憶通りシャキシャキとよく走ります。それに低いハンドルを着けると・・・ワクワクするような疾走感!だからこそコイツを直そうと思ったのですが(笑)
 コースターブレーキは結構効きますが慣れが必要です。微妙なコントロールも難しく例えばトライアルっぽいことは全くできません。
 またブレーキトルクがチェーンに働きRアクスルが動いてしまうことが判りました。対策としてサイドプルブレーキのジャンクパーツを使いヨーロッパのオートバイ風アジャスタブル・ストッパーを作りました(↑画像参照)。
 タイアはシュインの2.25をキャリーオーバー。ブロックパターンは気に入りませんが!太いものが欲しかったので・・・。乗り心地が懸念される小径16インチでも太さ2.0以上あるとかなり快適です。
 

 自分で組み立てた自転車に乗る楽しみ、皆さんにも知って頂きたいと願っております。

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  1. 2014/01/12(日) 10:11:13|
  2. 万能川柳
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