3-0)MOTO!


(available)
 モーターサイクル・ファンの皆様、お待たせ致しました。そろそろ2輪の話をしましょう。

 2輪のイラストを手掛けるようになったのは高校時代、免許を取って実際に乗るようになってから、でした。

 自分がクルマを描くようになったきっかけであるスーパーカーブーム。それは云ってしまえば「お子様向け」でした。免許取得前の児童でも入れ込むことができたわかりやすさの一方2輪車は、やはりその乗車経験なしに熱中することは難しいのでは・・・?
・・・ということで、はじめての着彩イラストは、いわゆるストロボ・ライン、黄色と黒のヤマハ・インターカラーのYZR500とK・ロバーツ
(こんな感じのショット)
でした。作品自体は散逸(笑)残っていませんが当時愛読していたライダースクラブ誌内から取りました。わざわざ「着彩」としているのはそれ以前に、鉛筆デッサンやペンによる点描
(=線を描かず全て「点」の粗密で濃淡を表す技法。ex.顕微鏡スケッチ)
といった実験的作品
(こんな感じ・・・DUCATI多し・・・笑)
が幾つかあったからですが、そういった習作を経て得た結論は

 メカを描くってのは絵じゃなくて、それは製図

 という感覚でした。
 モーターサイクルの外見的魅力は機能美です。MVアグスタ

 (125と750)
といった少数の例外を除き、フルカウルの市販車など皆無だった当時は、剥き出しのメカニズムこそオートバイのカッコ良さの根源!だったように思います、そしてそのメカとは機械的直線と幾何学的曲線で構成される、ある意味「冷たい」塊りです。

 そこにフリーハンドの線は馴染まない、不確実な描線はそのメカの本質を「穢す」だけではないのか?

 その疑念は以降常に自分の中にありました。それゆえ自分にとってモーターサイクルとは「カクよりノルもの」となっていきました。K・ロバーツのYZRも人間(ライダー)がそこいて、メカの見えないフルカウルのレーサーだからこそ描いた、のでした。
 そんなある日、実家の店(肉屋でした)の横で作業(彫刻)に熱中していた時、芸術に理解のある、とある奥さん(=肉屋のお客さん)がそれに興味を示し、会話するようになり自分はクルマ好きであること、絵も描くということを話し、作品も見てもらうようになりました。幾日か経って、その奥様曰く
 「実は、息子もバイク好きで・・・」
英国旧車好きな息子さんにサプライズとして絵を贈りたい、とのこと。

 前述の「メカを描くのは・・・」の気分は依然として持ち続けているもののプレゼントと仰るなら!と俄然モチベーションアップ!!これまた当時の愛読誌バイカーズステーションからのショットでトライアンフ・タイガーカブ
(こんな感じでしたか)
を一気に仕上げたのでした。2輪を描くのは久しぶり、なおかつ(メカ丸出しの)旧車ははじめて!でしたが、初心者の頃よりバイクへの理解が深まっていたからでしょう、

 クロームメッキとニッケルメッキとアルミ鋳肌とアルミ・バフ面そして鋳鉄・・・を色鉛筆で描き分ける

 のは大変チャレンジングで、制作中は思いのほか楽しめ♪
(その面白さが、製図的描線という制約の苦痛を上回った・・・)
以降バイクを描くのが苦にならなくなったのでした。我ながら単純ですねえ(笑)
 タイガーカブは後日無事納品、お小遣い程度は頂きましたがそれ以上に「メカ=製図・コンプレックス」を払拭できたのが何より嬉しかったのを憶えています。
 その勢いで描いたのがトップ画像のDUCATI。エキパイ、描き忘れてますねえ・・・(汗)

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  1. 2013/02/09(土) 21:37:43|
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