Getting Better ♪

 グラス 
(踏み抜けそうにないでしょう?鉄筋補強付FRP。グロメットはシカト・・・)

 先週からの続きです・・・

 硬化&定着待ちの間、明日の作業のため「ガゼット」を切り出しましょう。
 助手席側から、鉄筋同様その型紙を取ります。
 よく見るとこの車、フロアの変形(=サイドの盛り上がり)から察するにかつて、サイドシルが半分に潰れるくらいの(!)下からのダメージを受けているようです。酷い腐りは長野の融雪剤のせい、と思っていましたが、その板金修理にも一因がありそうです。しかし今回に限っては怪我の功名というか(笑)その床の歪みのおかげで助手席側2ヶ所(=前/横)のガゼットはほぼ平板で行けそうです。
 型紙を元に、現場から拾ってきた2ミリ厚の鉄板から切り出します。
材料 
(切り出しました・・・)
 板厚があるため板金バサミは歯が立たずサンダーを使います。切り出し整形し、若干の曲げも施し、隙間なくぴったり合うようになったところで初日の作業終了です。

 2日目。

 早起きして(休日としては・・・笑)後席床のパテの硬化確認、FRP貼りをします。
 ポリエステル樹脂に硬化剤を投入し刷毛で撹拌、すぐさま床に塗ります。そこへグラスファイバー「マット」を被せその上からさらに樹脂を塗ります。
そして床に密着するようにローラーで押しつけつつ気泡も押し出すようにします。

 鉄筋にはコンクリートに「噛む」ように表面に
磨き  
リブ状の突起
 があります。これはFRPにおいても同様だろう、と考えていたら大きな間違いでした。マットはなかなか馴染まず気泡も抜けにくく、こすり過ぎで毛羽立ちもできてしまいました。そこで滑らかな表面を求めグラスファイバー「クロス」を重ね2プライにすることに。剛性も出ますしね(笑)
 次回は(←あるのか?)鉄筋ではなく「丸棒」にしましょう。

 これで後席床は終了、硬化待ちです。

 さあ左前席床です。

 まずガゼットの接触する部分のサビチェンジャーを落とします。
 次にジーナスを練ります。混合比は10:1です。ちなみにエポキシとしてはこちらの混合比の方が一般的だそうで、前述「オートウェルド」等1:1の方は無理やり(←混ぜものを入れ?)そうしているんだとか・・・。
 作業に戻ります(笑)
  そのジーナス付属の混合パレット。デザイン、使い勝手は素晴らしいものがあります!作業が楽しくなるくらいです。1グラムを計るためのキッチンスケールも用意しましたが、全く必要ありません。
 練り上がったところですぐさま床の、ガゼット接合部とガゼット本体外周にジーナスを塗ります。後席床では、使い慣れたパテベラでは大き過ぎ
接着
ちょっと無駄に塗り広げてしまった
 反省から、今回は靴底修理用の小さいものを使います。
 そのまま圧着、簡易金床を傾け当てがいます。
 ガゼットには「のりしろ」は取っておらず(=面はなく)板付き合わせの
線溶接ならぬ線接着(笑)です。
 強度に若干の不安がありますが・・・溶接ビード程度の接着面は確保しているので・・・ジーナスの性能に期待しましょう。

 ここまでは割と集中しての作業だったので、画像は撮れませんでしたが・・・
フットボックスに・・・
PS前
こんなガゼットが・・・
P前 
 そして
左側、赤い部分に・・・
サイドシル穴&リベット
こんなガゼットが貼られました。
P横 
(以前のダメージの跡=床が盛り上がっているのが判りますか?)
 さて
硬化待ちの間右前席側のガゼット切り出しを。
ガゼッツ
 こちら側は残念ながらハンマーによる板金が必要のようです。
ガゼット
 結構な手間と時間がかかりました。

 本日の作業はここまででしたが・・・

 ジーナスの高性能を引き出すには「加熱処理」が必要です。
netsushori.jpg 
夜間、そいつを行います。
熱処理
借りてきた遠赤外線ヒーターを使います。
 ところが、これがなかなかうまくいかない!
 家庭用ヒーターなのでピンポイントで暖めることができません。しかも傾けると安全装置で電源が切れてしまうので下を向けることができず、関係のない車体室内「中腹」ばかり熱くなってしまいます。
 ダンボールを遮熱板として当てましたが、そちらは触れないくらい熱くなるのに「患部」はじんわり(笑)おかげでえらく時間がかかった上「正しく」熱処理できているか不安があります。

 3日目。

 昨晩終わらなかった左側もう一方を熱処理しつつ、右側サイドシルをやっつけます。

 当初の予定では左右サイドシルのみだったので今回入手したジーナス、44グラムセットで十分だったはずなのですが、補修箇所が増えたため足りない可能性が・・・ということで、とりあえず右側はサイドシルのみ、です。
 今回「残す」右ホイールハウス側は以前、山本社長が
リベット修理
サイドシル穴&リベット
を施したのと同じ部分。
そこに当てがうガゼットの外周長は長く、
パテの不足が見込まれたのでした。

 またスロットルペダルを挟んだ
ペダル下
前側フットボックス
 のほか、左右サイドシル後席側にも小さい病巣が認められます。これらは全てGW明けの作業とします。

 右サイドシルの作業自体は全く滞りなく、件の熱処理も宵のうちに終わりました。
 だんだん習熟度が上がり、速く上手くなるのが素人作業の常ですね
(だから、最初の作業をやり直したくなることも・・・笑)。

 最終日。

 前席床とシートを戻し試走がてら外出です。
 さてフィーリングは・・・
 気のせいかもしれないレベルですが(笑)
 ゆっくりしかも直進していてもこれまでとは違う剛性感を感じます。いわゆる「音・振」が向上したということなのでしょう。なんといってもそれまでは外界と、素通しで繋がっていた(笑)室内の空気(外気導入?)です。それが遮断されたとなれば、音は違って当然でしょう。また振動についても、従来は路面からの入力とその余波が
 ドシン、ワナワナ
 ってな感じでしたが、現在ではボディ剛性が上がったのでしょう、ワナワナが軽減されたように思います。
 実際外からの入力がボディに逃げなくなったからでしょう、以前よりサスペンションがはるかに良く動きます。それにつれて若干のダンピング不足も感じるようになりました。

 以上は普通に乗って、の話です。

 ハードコーナリング(この車なりの)では・・・
 今までは最大ロール角が出ると同時にボディがギシッと若干
「菱形に潰れるような」感触と、まるで満員電車内で押されているかのように(笑)そのまま車体がじっと横Gに耐えているような感覚・・・
 そんなコーナリングマナーでしたが、その「変形」が明らかに減少!同じ車とは思えないしっかり感が出ました!
「おっとっと・・・」
そんな場面は確実に減りました。
「嗚呼、やって良かった・・・」
心からそう思います。

 唯一気がかりは・・・
 ジーナスの熱処理です。
「ちゃんと硬化しているんだろうか?」
それを検証する術がないのです。
「上手くいっているはず!」
と自分を納得させるしか方法がありません。その「不安」解消(軽減、か)には対象物との距離、時間と温度のデータが揃った、赤外線ランプといったきちんとした機材が必要でしょう。そういう意味で「ジーナスはプロ向け」
といえるでしょう。

 まあた出費か・・・。


 2週続けてビートルズ曲名の表題、実は昨日国立競技場での
PM.jpg
 ポール・マッカートニー・ライブ
 へ行けることになった!その喜びの表現、
 友人の数学教師ドラマーI君(高校の同級生)のご厚意によるものでした♪
しかし!なんと!!現地に到着すると・・・!!!
「本人体調不良による延期」
1980年を追体験しました(T_T)
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  1. 2014/05/17(土) 12:00:00|
  2. Old Car
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